備忘録 19歳のエスティマ 車検前のオイル交換とATF交換 [H8(96)年トヨタエスティマTCR10W]
来月12月8日、エスティマの車検があるので、愛知県事務所へ納税証明書をもらいに行ってきました。
というのは、私のエスティマは身障者用で登録してあり毎年4月の自動車税が免除されているため 、納税証明書が送られてこないのです。
いままでは車検証と身障者手帳を持って行き、申請して発行してもらわないといけなかったんですが、今回貰いに行くと、「後ろにある機械にナンバーと車体番号を打ち込めば出ますよ」といわれました。マジで1分もかからず終了。あっけにとられてしまいました。
でもオンラインでつながってるのなら、車検場に持って行かなくても向こうで見られるんじゃない?自賠責保険もそうだけど申請書に保険証のナンバーだけ書けばいいようにできるはずですよね~。
前回はユーザー車検で通したんですが、光軸検査がロービーム基準になるとか変更があり(まちがい:これは新規登録車のみでした)、ブレーキオイルの交換とか細かい整備をしていないので、今回は前にお世話になっていた小原地区の小さなモータースに出すことにしました。
でも、今年から初年度登録から18年以上経過した古い車の重量税が更に上がり、基準額から1万8000円も余計に払わないといけません。こっちは一切免除なし。
が、お金がないのでオイル交換は自分で行いました。ついでにこの前ハイゼットで効果のあった、オートマのオイルも初めて一部交換しました。(エスティマは平成8年11月登録なのです。つまり19年経過・・・。)
*13年経っていない頃のエスティマの正規の重量税は32400円、13年経った場合45600円、18年経った場合なんと50400円です! つまり5年前から18000円も上がってるのです。そしてこれがそのまま車検代の増額に!。怒怒怒!
山桜の下なので落ち葉が凄いです。 ここは潜り込めないので少し傾斜のゆるい、今カメラがある場所へ。
前回これを入れました。
ワコーズの遅効性エンジン洗浄剤です。今回自分でオイル交換したのはこれの効果を見たかったからでもあります。
今回はクリーナーでスラッジが溶け出しているはずなので、オイルフィルターも交換します。(AMAZONでALPS製を次回分まで2個購入。2126円)クリーナーにも次回は必ずオイルフィルターを換えろという指示があります。フィルターを2個買ったのは、今回もクリーナーを入れるので次回オイル交換時にも続けてフィルターを交換するからです。
しかしオイルフィルターは今まで一回もまともに外れたことがありません。ホームセンターでは工具がかかる部分を舐めて潰してしまい、ディーラーに泣きついたし、自分でやった時も固着したフィルターを外しそこねてフィルターに穴を開けてしまいオイルをばらまいたことも。
今回はきっちりハマるレンチを買ってありますし、2年前より力が強くなってるのでなんとか回せそう。
下に潜り込み、エンジン前方に突き出しているフィルター発見。普通の車のようにエンジンに補器がついてないので、スペースは十分あります。(ハイゼットのフィルターはレンチが上手く回せずとうとう外れませんでした。)
シャフトは4WDのプロペラシャフトではなく、ボンネット下にある発電機、エアコンコンプレッサー、スーパーチャージャーを駆動するエクイップメントシャフトです。
ここで180度振り返ると
目の前にパワーステアリングラック、右にエアコンコンプレッサー、その上に発電機、シャフトの左にスーパーチャージャーがあります。
これが160馬力を生み出すスーパーチャージャー(通常S/Cと略します)。まあ今は同排気量(2400cc)のNAで出る馬力ですが、1.8トンのでかい図体からは想像できない、当時のワンボックスの中ではダントツの大トルクでの加速を実現しました。
ちなみにS/C無しのエスティマは最大出力135PS/5000rpm、最大トルク21kgfm/4000rpmでしたが、S/Cをつけることで160PS/5000rpm、26.3kgfm/3600rpmと大幅にパワーアップ、しかも最大トルク発生回転数が下がったのでぶん回す必要がなくなりました。実際この図体で大抵の上り坂を3速で登ります。それにのちの3.5リッターV6エスティマと違い、ハイオクじゃなくレギュラーのままというのが凄いですねえ。
S/Cの右から出て、手前へかけてツチノコみたいにふくらんだのがアウトレットチューブで、インタークーラーへ圧縮した空気を送ります。
ドレンボルトがあるのが上下2個の繭型ローターをつなぐギアトレインのケースで、ここに専用ギアオイルが入ってます。
せっかくなので、スーパーチャージャーのオイル量を見てみましょう。
ルーツ型コンプレッサーのギアボックス上部にレベルゲージがあります。
上から刺さっていて、しかもボンネットから覗き込んでも見えない場所にあるため下から手を突っ込んで外すしかありませんし、オイルを入れるのもここからなのでゴムチューブのついた注射器が必要です。
十分入ってました。しかしこの車を買った時は殆ど入ってなかったので
部品共販で純正オイルを購入し付属の注射器で入れました。500cc入りですが必要量は150cc。多分車の寿命まで残り350ccを使うことはないでしょう。
あ、家にはAW11-MR2のS/Cがあるわ。完全に忘れてた。
今回は交換スパンがオイル交換ごとと短かったためか、この車を買ってから初めてあっさり外れてくれました。(通常オイル交換2回ごとに1回)
洗浄剤の効果は?フィルターのオイルは綺麗だなあ。うーん。ヘッドカバー開けて直接見ないとスラッジが落ちたかどうかわかりませんねえ。
新しいフィルターをねじ込んで軽く締めてこっちは終了です。(マニュアルでは手で思い切り締めてからレンチで3/4回転締めるとなってます。新品プラグと同じですね。)
少し後方へ移動して、エンジンのオイルドレンボルトを外します。
あああああ、2年前にパッキンを換えたヘッドカバーからまたオイルが漏れてる!!!
とよく見たらこれってモータースがやったデスビのOリングっぽいぞ。それか液体パッキンを塗ったところか?
うーん、結局ヘッドカバーをあけないといけない運命のようですね。12月のハイゼットの車検が済んだら開けて、パッキンとOリング換えましょう。
とりあえず今回はパーツクリーナーを吹いて、見なかったことにします。
オイルパンのオイルは3000km弱でこの通り真っ黒に汚れてるからクリーナーの効果はあったようですね。
パッキンを換え(ハイゼットと同じなので助かります)ドレンボルトを締めます。 (36.5Nm)
助手席をいっぱい下げて前に倒し、前についている黄色いレバーを引っ張りながら上へ跳ね上げます。
左からオイル注入口、黄色がエンジンのオイルレベルゲージ、右端の茶色いのがオートマオイルのレベルゲージ。
オイル量は今回フィルターも交換なので5.8リッター(通常5.5リッター)。4リッター1缶半かあ。
前回は使いみちを無くし余ってた未開封のディーゼルオイルを使いましたが、今回も不良在庫の処分です。多分20年ものの未開封品。何に使うために買ったのか不明です。こんな高級オイル入れるやつ乗ってたっけ。
どっちも化学合成油なので大丈夫でしょう。(根拠なし)
ごめんねえ、新品オイルを入れてやれなくて。エスティマもまさか自分が生まれた頃のオイルを入れられるなんて思いもしなかったでしょうねえ。
重いと持てないのでまずモービル1の5W-40を2リッターエンジンに投入。
濁りもなく綺麗で粘度も十分です。(くどいようだけど根拠なし)
4リッターの内300ccほどが天使の分け前として取られたようです。(ワインじゃねえって~の)
あと2リッター必要なのでカストロールXF-08の10W-40を投入。
だいじょうぶでしょうか。これ。まあ、壊れたら壊れた時ということで。
そうでもしないと廃車するきっかけがつかめないんです。カローラは16万kmオーバーだし、エスティマもハイゼットも13万km以上いってるし。
さて今回はハイゼットで効果のあった、おそらく13万kmずっと未交換のオートマオイルの交換にも挑戦しましょう。前にも書いたとおり、ディーラーでは断られますので自分で自己責任でやるしかありません。以下ハイゼットの交換の際書いた理由です。
*ATオイルを交換したことがない古い車のオイルを全量交換すると、新油の強力な清浄作用でライン内のゴミが剥がれ、バルブボディに詰まったり、クラッチを滑らせたりするため、交換は推奨されてません。でもどっちにしろ1回の排出ではバルブボディやトルクコンバーター内に残ってるオイル(ハイゼットの場合全量の2/3ぐらい)は出てこないため、とりあえず1/3のみの交換にとどめておいて、1ヶ月ぐらいあけて全量が入れ替わるまで数回に分けて交換すれば大丈夫だろうとモータースで教えてもらいました。
排出が止まったら25Nmでドレンボルトを締め、出てきたオイル量を測ります。
まずは2リッターのペットボトル1本分。オイル受けに残っているのは200ccぐらいか?
これまたいい色してます。これを見ちゃったらリスクを犯しても交換せざるを得ません。
どうせ2、3回は交換しないといけないので20リッター買っといたほうが安いし無難です。 6000円ぐらい。ただしミッションごとに指定油があるのでご注意を。
同じ年代のエスティマもハイゼットもオートフルードD-Ⅱというのが指定油です。(後でハイゼットはD-Ⅲ指定だったのが発覚。D-Ⅱは今はなくてD-Ⅲに統一されたようです)今回のはD-ⅢでD-Ⅱにも対応してるそうですが購入のさい使えるかどうか聞いたほうがいいでしょう。ちなみにDはDEXRON(デキシロン)規格の略です。これを省略してタイプⅢと表記したのが今回購入したやつです。Ⅱは3速AT、Ⅲは4速以上のATに対応だそうです。ハイゼットは3速、エスティマは3速+ODですので指定が逆のような気がしますが、平成8年がちょうどD-ⅡとD-Ⅲの切り替わり時期だったんですかね。
まず新油を2リッター。このために2リッターの水のペットボトルを捨てずにとっときます。新油は飲みたくなるほど綺麗ですねー。
100円ショップで買っておいた漏斗を燃料ホースと合体させます。
握力がないのでペットボトルから直接注ぐのは危険なため計量カップに移して
2リッターを注いだら残り分を計量し注油。同じボトルを使えば量を測らずとも同じレベルに揃えればOKです。
新油の方はボトルに残っちゃう分を見越して念のため少し増量しときました。
注油が済んだらレベルゲージを突っ込み量を確認します。いや待て、ここは斜面です。平地で見ないと。
ということは注油は平地で行わないとレベルを測ることが出来ないわけで。
しかもほんとは少し入れちゃ測るというのを繰り返さないといけません。ここで手を抜いたらだめじゃん。
家に平地がないので路上で測定。すでにボトルに用意した分全部入れちゃってます。LOWレベルだったらいいんですが・・・。
不足している時に備えて新油を持参します。
エンジンを掛け、P>R>D>2>1>2>D>R>Pとシフトしてオイルを循環させて近くの山道へ。
あちゃー、裏目に出た。上の切り欠きを10mmほどオーバーしてます。
ATFのレベルゲージにはCOLD(冷間時)とHOT(温間時)の二つの目盛りがありますので注油時はCOLDレベルにあれば正常です。暖気運転後はHOTにないといけません。COLDよりHOTのほうが上になります。
ですので今回は多すぎです。
家に戻りこんなのを作成。レベルゲージの着座面からアッパーレベルまでの長さと同じ長さで内径6mmのホースをカット。
100円ショップの灯油吸い取り用スポイドを繋いで特殊工具完成。
あれ?あと5センチはいらない・・・。どうやらくびれてるようです。でも試しにシュポシュポするとくびれに密着しているようでオイルが上がってきました。
これで50cc。これをもう一回行い全部で100cc吸い出しました。ちょうど余分に入れてた分ですねー。余計なことしました・・・。
見難いけど上の切り欠き辺りまで減りました。これで様子見です。
*と、このあと何気なくハイゼットのATFの指定銘柄見たらちゃんとD-Ⅲ指定になってました。ハイゼットはH9年式でエスティマより1年新しいから?多分この年にD-ⅡはD-Ⅲに代わったようです。
そしてさらに読んでいくと
ATオイルレベルの見方を間違っていたことが発覚。
ATFのオイルレベルは、エンジンオイルのようにエンジンを止めてオイルがオイルパンに落ちてから見るのではなく、エンジンかけたままアイドリングさせて見るんだって。
えーっ! ハイゼットも見直さないと!
*あとでエンジンをかけたまま見たら、ちゃんとレベルは合ってました。
136359km。前回オイル交換133247km。スパン3112km。
オイルフィルター交換、ATFも約2.2リッター交換1回め。
ワコーズの洗浄剤投入。
ATF交換後変速ショックが小さくなりました。
*エスティマ備忘録:重量税アップの分経済的に苦しくなったので最小限の作業のみを依頼
11月28日車検完了。(弟の家の近所の小さなモータースへ依頼)136450km
24か月ブレーキフルード入れ替え、クーラント入れ替え、トーイン調整
工賃合計23000円。
パーツ代2350円
自賠責27840円
重量税(18年超増税)50400円(前回までは40000円)
検査料1800円
車検代行料10800円(これが安くて助かりました)
車検総費用118218円(内消費税2028円)
これで2年延命だ!
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