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狼中年の憂鬱。ファンベルト交換に再再再挑戦。 [H9(97)年ダイハツハイゼットバンS110V]

何度かのファンベルト交換に挑戦するも、いっぱいに緩めてもベルトがはずれる位置までプーリーが動かず、交換を諦めていたハイゼット。

内側のオルターネーターベルトにヒビが入ってるのを見てしまったので、今度はエアコンコンプレッサーごと外せばベルトも取れるんじゃねえかと、何度めかの挑戦をしてみました。

コンプレッサーが外れればキュルキュル音の出てるプーリーのベアリングを交換することも出来ますし。 

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まずはプーリーを外すにしても、エアコンクラッチの前に鎮座するアルミパイプを避けることができるか、パイプを曲げてみます。(車両上側から見ています)

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ハンマーの柄で、溶接部やベンド部が割れないように注意しながらぐいっと

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うーんこれだけ隙間があれば抜けるかな。

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このボルトを緩めてファンベルト(正確にはエアコンベルト) を緩めます。

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(車両床下から上を見上げてます) 

今度は車の下に潜ってコンプレッサーの下側固定ボルトを抜きます。ボルトは向かい合わせに2本あります。

ところがこのボルト、下から緩めるのにはベルトが邪魔。

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(車両上からシート下にあるエンジンをみてます)  

そこでボルトを上から外せるようにエンジン上部にまたがっているエアクリーナーとスロットルボディをつなぐ蛇腹のパイプとEGRのホース、それとなんだかわからないけど邪魔なホースの3本を外しました。 

IMGP3412.jpg

これがなんだかわからないホースの入る先です。 

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手を擦り傷だらけにしてやっとはずれました。とにかくクランプを緩めた状態でホースを外すのが大変でした。クランプを摘んだままロックする専用のプライヤーがほしい。

IMGP3415.jpg

かろうじて上からコンプレッサーの下側固定ボルトが見えます。奥はオイルパン。下からだとこれが邪魔。右がコンプレッサー本体です。 

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三叉のホースの下のこんなとこにフューエルフィルターが。右がスロットルボディ。白いのはゴミ侵入防止のウェスです。スロットルボディの入り口がEGRのせいかえらく汚れてました。左下がエアクリーナーボックス。

IMGP3418.jpg

これだけだとよく見えないのでホイール奥のマッドガードを外します。 

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(右前輪側からエンジンを見上げています。左はオイルパン) 

右フロントホイール奥にやっと見えたエアコンのコンプレッサーブラケット。この両側に6mmボルトが2本あり、これを抜けばコンプレッサー本体が外れるはず。だったんですが。

IMGP3421.jpg

結局これを抜いてもベルトの張力でコンプレッサー本体がベルトが緩む方向に動かず、ブラケットに当たって結局抜けないことが判明。泣く泣くもとに戻しました。

IMGP3422.jpg

もうこうなったら力ずくです。ベルトをこじります。

が、ベルトはプーリーの縁を越えることができず惨敗。

というわけで3度めの挑戦も負けました。うーん一体どうしたら外れるんだろう。

まさか今ついてるベルト、短い?そんならハサミで切ってみるか。無理やり外すのは無理でもはめることはできるかも。(2020年3月記:クーラーコンプレッサーを外してやっとベルトが外れました。純正サイズのベルトはサイズが一回り大きかったです。つまりついてたベルト、ほんとに短かったんですねー)

とここで嫌なものを発見。(いや前からか。それでも前よりひどくなってるような) 

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(車両床下から上を見上げてます。エンジンはヘッドが助手席側、オイルパンが運転席側になるように横に寝ています)  

エンジン前部のタイミングベルトカバーからオイルが滴ってます。うーん、クランクフロントオイルシールからか?

写真下がフロント方向。丸い部分がエキパイ。右のボルトのところがクランクシャフトフロント側にハマっているオイルポンプ、真ん中のボルトで上下カバーが別れてます。下側カバーは上側を外さないと取れない仕組みですな。

IMGP3405.jpg

ヘッドカバーフロント側。ここは前回タペットカバーを交換したので漏らないはずがオイルの雫が。こりゃカムシャフトのプーリー部分のオイルシールかも。つまりエンジンの、穴があるカムシャフトとクランクシャフト、上下共のオイルシールがだめってことですね。 

IMGP3406.jpg

(車両床下から上を見上げてます)  

とここで不思議なものを発見。

なんだろうこれ。

あ、ああああー。

クランクプーリーが樹脂製のフロントカバーと接触して削れてます。 

あー。あのキュルキュル音はこれだったんだ。

IMGP3407.jpg

これだけ玉になってベルトに接触してました。

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でもなんでカバーと接触するの?ここには本来5mmぐらい隙間があるはずです。(写真下がフロント方向。右はクランクプーリー、つまりエンジン最前部)

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改めて接触しているカバー部分。穴があきそうです。で、よく見るとこの部分だけカバーが膨らんでるような。浮いてるかと思って両側のボルトを締めてみるけど緩んでないし。

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ん?なんだこれ??何か黒いゴムの帯みたいなのが挟まってる。このせいでここが浮いてますねえ。

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ここでカバーがくの字に折れてるみたい。

IMGP3430.jpg

さっきの挟まってるやつ。どうもカバーのシールのような。中空で、ゴムのチューブみたいです。

たぶんこれがなければカバーはもっと密着しそうなんですが。

気になるのがこれの上側。(エンジン後方側)この部分はクランクプーリーの奥にあるオイルポンプユニット。

つまり、クランクケースとオイルポンプの間にゴムが挟まっているわけで。これってオイル漏れの原因の一つだよね。

思い切って引っ張りたいけどここは我慢。何なのか調べてからですね。まさか電線が通っているとかじゃないよね。

これを外すにはまずクランクプーリーを外して、フロントカバーを外す必要があるみたい。

IMGP3431.jpg

が、下側カバーを止めているボルトを見ると、この下側カバーにかぶさるように上側カバーがかぶってます。つまりカバー全部を外す必要があると。

うーん、ということは、タイミングベルト交換と同じ工程を行うということかあ。エンジンを降ろさずできるんだろうか。工具が入るスペースは殆ど無いけど。

IMGP3432.jpg

どう見ても、クランクプーリーに対して平行なはずのカバーが曲がってますよねえ。 目の錯覚でクランクシャフトが曲がっているように見えちゃいます。

どっちにしろ下側カバーの交換が必要ですが、心が折れそう。

車屋に頼むか・・・・・。

エンジン降ろせば全て簡単にできることなんですが。降ろしちゃおうかなー。そうすりゃクランク後ろのシールも交換できるし。(この辺、4WDでフロントデフが邪魔をするということもあり、車屋は嫌がってやってくれません。時間かかりそうだしねえ) 

IMGP9772.jpg

(エンジン全景:エアコンコンプレッサーの2本のアルミパイプの付け根ぐらいがエンジン前縁) 

虚しく元通りに。

エンジンを掛けてみると、溶けた樹脂をむしったためでしょう、あのキュルキュル音は消えてます。結局エアコンプーリーからの音じゃなかったのか。まだプーリーとカバーは触ってる状態なので、カバー交換するか、外さないとプーリーとの摩擦熱でやばいかなあ。 

60歳過ぎたせいか身障者になったせいかモチベーションの低下が著しいです。

まあ、こんな無駄な作業でも何回もやっていると少しだけモチベーションが上昇するので何もしないよりはマシかも。 

よし、エンジン下ろそう。 

 

 


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コメント 4

二兎を追う男

エンジン下ろせばすっきり行きますよね。
楽しみにしております。(他人事ですから・・)


by 二兎を追う男 (2017-03-15 21:56) 

MHR

二兎を追う男さんありがとうございます。
一歩さえ踏み出せば。
その一歩が遠いんですが。
今マニュアルを観ながらシミュレーションしてます。
あ、クソこのボルト抜けねえ!
空想上でもつまづく私。
by MHR (2017-03-17 23:13) 

CR

クランクプーリーにダンパーゴムがついてたら
それが経たって ぶれてるんじゃないんですか?
まずはWPプーリーはずして CRプーリー外して
観測してください
by CR (2017-04-23 01:39) 

MHR

CRさんありがとうございます。今四国旅行から帰ってきました。オイル漏れ修理のついでに今度確認してみます。
by MHR (2017-04-28 21:18) 

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