父が入院したとの連絡で暴風雪の北海道へ。三日目。大荒れの北海道上陸。 [北海道ドライブ]
2018年3月1日(木曜日)8時起床。
現在位置は青森県塩屋岬沖です。ここから低気圧で大荒れの津軽海峡の端っこを通過することになります。
流石に数年前に乗った新日本海フェリーによる津軽海峡通過ほどではありませんが。
朝食は抜き。揺れに揺れる中、下船準備にかかります。天気予報を見ると(太平洋フェリーは陸地に沿って走るため携帯電波が入らないのは津軽海峡以降ぐらいです)2つの低気圧が、目的地である室蘭近辺で合体し素晴らしい天気になっている模様。
11時、予定通り苫小牧港着。吹雪です。気温は当然氷点下。
車とは別に下船し、ターミナル前で車に乗り込み、お昼ご飯を食べに、弟のおすすめの苫小牧魚市場内にあるマルトマ食堂へ。いやあ、防水防寒靴はいてってよかった。シャーベット状の雪は泥沼と一緒です。つめてーし。シャーベットの下は凍っているのでズルズル滑るし。(実際はこのあともっと深い雪になり長靴を買う羽目に)
ホッキウニ丼、時価でメニュー価格1500円が2000円に。弟はいくらホッキ丼1500円。美味しゅうございました。
自販機で北海道ドリンクもゲット。
国道36号線を西へ西へ。左側に広がる海は大荒れ。よくもまあここを渡ってきたもんだ。路面はシャーベットでしかもその下はガタガタに荒れた状態で凍ってます。時々現れる舗装面はトラックの重みでうねったり穴が空いたりして、車は常に揺れまくり。信号でブレーキを掛けたらABSが効きまくり全然止まれずにオーバーラン。
正直冬の北海道の道路なめてました。散布車からポンプでまかれる融雪剤が容赦なく車体に降りかかるし、電線や信号機から落ちて来る雪の塊がフロントガラスや天井を直撃するし、対向車とすれ違う瞬間巻き上がるシャーベット状の雪に視界が奪われるし。一瞬も気が抜けません。
着雪で標識が読めん。
お昼すぎ、親父が入院している室蘭の病院着。
担当の主任と話をしてオヤジの病室へ。そこには、ツーリングの途中で去年会っている弟が驚くぐらい歳をとって衰えた親父がいました。
今後どうするかいろいろ相談しなければならなかったのですが、心不全で少し頭がボケていたため結局後日雪がなくなってから改めて訪問することにしました。
ただ、我々には本日の宿が必要です。なので一度家に行って様子を見てくることに。
はっきり言って、室蘭市街の主要道にはほとんど雪が積もってませんでした。しかーし。
数キロしか離れていない高台の親父のうち近辺は猛吹雪でした。このあとホワイトアウトも経験。
家についたのですがこの惨状。門が半分埋まってます。ガレージは当然開けることができません。
門の先はさらに悲惨。腰まで埋まります。
結局玄関まで到達できなかったので本日の宿泊は諦めました。どっちにしろインフラの止まった家は凍死しそうですし。なにしろ我々は暖房の仕方すらわからないのです。水抜きの知識も。
で、本日の宿は苫小牧まで戻って駅前のルートイン苫小牧へ。室蘭は空きがありませんでした。
途中北海道のホームセンターホーマックによって長靴確保。北国のは性能がいいのです。
ホテルで知ったのですが、この日は爆弾低気圧の影響で大雪に加えて強風が吹き、高速道路は通行止め、鉄道はすべて運休、飛行機は着陸できず、新日本海フェリーは大荒れの津軽海峡を渡ることができず運休と交通機関が全て止まってしまったのでした。(室蘭の隣の伊達市では一晩で30センチ以上の大雪で国道37号線が埋まってしまったそうです)
17時半、苫小牧駅前のルートイン苫小牧着。7000円のシングル2部屋だったのですがホテルの都合でダブルのお部屋にグレードアップ。ほんとに道路を挟んで目の前が苫小牧駅。
18時。少し離れたところにある居酒屋で夕食。歩道は雪の壁ですれ違い不可能。つるつるだし。ビチャビチャだし。道の向こうに渡るのは命がけでした。北国怖い。
お通しのイカの沖漬け。もうこれだけで北海道ラブになります。
じゃがいもが違うフライドポテト。
ホタテの炉端焼き。
ボリューム満点の卵焼き。
1000円は高いよなあと言いながら注文したホッケ。こりゃ安いわ。厚さ2センチはある開き(つまり4センチの丸太みたいなの)。もちろん美味いのなんの。
刺し身の五点盛り。これで1500円です。左のがホッキ貝。
締めのおにぎり。普通のおにぎり三個分はありそう。すべてのメニューが大盛りでビール三杯入れて7000円でした。満足。実は今回北海道へ行くことになった時に、情けないことですが、母から「いつも貧乏旅行ばっかりで何も食べてこないから、今回はうまいもん食ってこい。」とお小遣いもらってきました。まずは本日は目標達成です。
北海道全域に暴風雪警報が出ました。ほとんどの交通網は遮断されてます。
風呂に入って1時頃就寝。ただ暖房が24度に設定されており、いつも一桁気温の部屋で寝ている身には暑すぎて暖房は切って寝ました。
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