XLR250Rバハ レストア57日目。前後ブレーキエア抜き、ケーブル装着ほか。 [88’HONDA XLR250R MD22]
雨が上がったので、最後に残ったフロント周りの配線作業をするのにバイクの向きを180度入れかえたいので、移動させるのに必要なブレーキにフルードを入れてエア抜きします。
まずリアブレーキから。こっちは古いフルードが入ったままですので
マスターシリンダータンクのキャップを開けて古いフルードを吸い出して新しいフルードを満たします。
使ったのはホンダ純正DOT4。
ブリーダーに注射器を接続してペダルを踏んで古いフルードを吸い出します。
ただ引っ張るだけじゃうまく抜けてこないので、結局普通にブリーダーを開け閉めしてエア抜き。濁ってます。この方法だとこちらからエアを吸うこと無く、エアがちゃんと抜けてくるとピストンが押し出されるため作業の目安になります。
記録によると2013年に交換したので5年ものか。
きれいになるまでフルードを足しながらエア抜きを続けます。
こんなものかな。リアブレーキ完了。
今度はフロント。早くここにフルードを満たしたい。
キャリパーにホースをセットするんですがリアと違ってスパナが入る余裕が殆どありません。ブレーキホースを少しずらしました。
あとリアと違ってやっかいなのがこれ。フロントはホースを外しちゃったのでフルードが入ってないのですが、ホースの位置がマスターより高いのです。エアは高いところに貯まるのでここに溜まったエアは簡単には抜けません。
なのでハンドルを左に切ってマスターをできるだけ高い位置に持っていき、さらにホースをできるだけ下に抑えておきます。
フルードを満たしてシコシコとエア抜きをはじめました。
以前のエア抜きで勉強したんですが、エア抜き前にしつこいぐらいにレバーをにぎにぎして、マスター側に残ったエアをできるだけタンクから上へ抜いておくと早くエアが抜けます。
こっちも下から引っ張って抜くことはできなかったので普通にエア抜き。うまく抜け始めると注射器のピストンが少しずつでてきます。
注射器側にフルードがある程度溜まったらブリーダーボルトを締めてレバーをニギニギ。タンクに最後のあぶくがでてきて急にレバーに手応えが発生してエア抜き終了。なんか拍子抜けするぐらい簡単にエア抜きできました。新しい窓の透明度も素晴らしいの一言。
次にキャブレターにスロットルワイヤーをセットしようとマニュアルを見ると、先日組んだクラッチケーブルの取り回しを間違えてました。
レバーからメーター横のブラケットのせまい隙間を通し
2本のスロットルケーブルと抱き合わせて車体の左から入って
トップチューブの下をくぐって右側へ取り回し、エンジンへというのが正解でした。
これで完璧。ですが
キックアームがクラッチケーブルの金属部分に当たります。これはキック後ろへずらさないといけないなあとセレーションを一コマずらしたんですが
一コマずらすとフレームにあたっちゃいます。結局もとに戻して
このブラケットをゴムハンマーで叩いて押し込み
隙間を2mmほど確保しました。これでクラッチケーブルの取り回し修正完了。
今度は開き用と閉じ用の2本あるスロットルケーブルを取り回してキャブに接続します。この作業、キャブをエンジンにつける前にやっとくべきでした。フレームが邪魔でスパナが入らん・・・。ブレーキライン用の首振りスパナでロックナットを締めてなんとか終了。
うーん、綺麗に取り回しできたー。これでエンジン周りのワイヤーや電線の取り回し作業完了です。
次の作業。組み付け中に気になっていたここを直します。チェーンガードがタイヤにあたってます。
タイヤとの間にハンマーの柄を差し込んで、ヒートガンで炙ります。
自然冷却して5mmほど隙間確保。これで安心してチェーンを装着できます。
今日最後の作業。予め組み付けしておいたリアフェンダーを用意。
したんですが、組み付ける前にオークションで手に入れておいたリアフェンダーASSYからテールライトを移植します。(あ、写真間違えた。当然変色がひどいほうがオークション品です)
この車両本来のテールライトは取付部が割れていたのでFRPで修理はしておいたんですが、運良く安いフェンダーセットを手に入れることができたので無傷のテールと交換します。
あとこれも欲しかったんで。テールバッグのベルトです。
が、残念ながら壊れてました。まあ、テールライトだけでいいや。
ここで用事ができて1時間中断。
無くさないうちにスロットルグリップにボンドを塗って装着しときましょう。
テールライトは分解組み立てにちょっと時間がかかるので明日へ。今日はここまで。テール周りを付けたら一旦外に出してフロント側をこっち向けて入れ直し配線作業を行います。
本日の作業時間4時間 作業時間累計178時間/57日。
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