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XLR250Rバハ レストア63日目。チェーン装着、エンジンオイルラインパッキン交換。 [88’HONDA XLR250R MD22]

今日は母の買い物と銀行の用事を済ませてからXLRにかかりました。


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本日の作業は最後の大物作業であるチェーン装着から開始。


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ですがその前に、塗装ハゲチョロのエンジンのオイルラインパイプを塗っときます。オイル漏れはありませんが念の為一度パイプを外して新車時のままのバンジョーボルトのパッキンも換えときましょう。

ここのボルトとその真下、エンジン左側のバンジョーボルト3本をを外して三股になったパイプを外すだけのカンタン作業。


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と思いきや、上はキャブに阻まれ右はエキパイに阻まれて、あっちにもこっちにも、どこにも抜くことができません。


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とりあえずバンジョーボルトを外したあとのゴミ防止の為、M8のボルトを挿しておきます。


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が、右側1箇所以外M8が入りません。M6ボルトだとガバガバ。なんとM7という変則サイズでした。なので当然銅製のパッキンも7mm穴という特殊サイズで市販されてません。


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三叉パイプはあっちこっち動かしていると偶然隙間から抜けました。下地はきれいなメッキで痛みもない状態なので塗装を剥がそうと思ったんですが、高温のオイルが通るパイプなので塗装が焼き付いていて、簡単に剥がれそうもないので耐熱黒で塗装しておきます。

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今日の作業の主人公。シールチェーンの中で一番安かったEKの428ZV-Xー130コマ。あちこち安いのを探してバイクブロスで購入。7756円でした。それでも今回購入した単品部品の中で一番高かった・・・。ポチるのに勇気が入りました。


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ただ標準でついているカシメジョイントは接続後にピンの頭をかしめないといけないため、カシメ用の高額な専用圧入工具が必要です。(DID製だと520チェーン用で1万円弱、ただ428チェーン用に5000円ぐらいする専用カシメピンが必要なので15000円ぐらい)


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なので今までついていたのと同じ、軽圧入のクリップジョイントを一緒に購入しました。こいつはプライヤーでプレートを圧入してクリップで留めればOK。たった293円です。200キロ出るようなバイクには使えまえんが最高速120キロのオフ車ならこっちで十分です。


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チェーンをリアスプロケットに巻き付け


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引っ張ってフロントスプロケットに回して


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下からリアスプロケットへ。リアスプロケット上の矢印の部分で継ぎます。この作業、後輪用のスタンドが大活躍です。これなしでは効率悪いよねえ。


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前後ともノーマルの歯数(16X50)だったので純正と同じ130コマでぴったし。


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シールチェーンなので、当然ジョイントにもOリングが入ります。


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左右のOリング間には付属のグリスを詰めないといけません。奥側のOリングを入れてからピンにグリスを塗ってチェーンに挿入し手前側のOリングをはめます。


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スプロケットで固定されているのでジョイントプレートは簡単に入りました。


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Oリングを潰すようにしてプレートを押し込むんですが。


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Oリングに押し返されないようにプレートの穴はピンより小さくなっていて、軽く圧入されるようになっています。そのためこのようにプライヤーで圧入する、となっているんですが。


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こんなんゴリラじゃないと圧入は無理です~。クリップ溝がでてきません。(カシメジョイントは穴がさらに小さいのでチェーンカッターのようなピンをねじ込んで行くタイプの圧入工具が必要です。)


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もっと大きな力がかかるように、ナットを噛ましてバイスプライヤーでグイッと!


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クリップ溝が見えてきました。


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爪を引っ掛けてみて、クリップ溝がでてることを確認し


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ジョイントクリップを向きに注意して溝に引っ掛けてプライヤーでグイッと押し込みます。万が一の時クリップがどこかにぶつかっても抜けないように、チェーンの進行方向にクリップの割れてない方を向けないといけません。


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パチンと入ったら完全にクリップ先端が閉じてることを確認し(つまりちゃんと溝に入ってるということを確認)、チェーンの接続完了。


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半年ぶりにチェーンで前後スプロケットが結ばれました。


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チェーンの遊びを観ながら、アジャスターを左右とも目盛り12にセットして95Nmでアクスルナットを締めます。これで駆動系完成です。


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パイプの塗装が乾いたのでM8バンジョーボルト用パッキン、90475-703-000、2個と


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特殊サイズのM7バンジョーボルト用パッキン、90441-MC0-000、4個を開封。


ところが偶然外れた三叉パイプは、偶然に頼らない限り再び元の位置には戻らないことを思い知らされることに。三叉パイプの3個の先端があちこち引っかかってどうやってもエンジン後方を通りません。

20分ぐらい悪戦苦闘してこれまた偶然に正規位置へ。思わずガッツポーズしましたとも。


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パッキンを交換してM7,M8とも10Nmでバンジョーボルトを締め込み、オイルクーラーラインを含むオイルラインのすべてのパッキンを交換できました。ただこの三叉パイプ、あちこちぶつけてしまい塗った耐熱塗装は結局ほとんど剥げちゃたので、車体から外さずにバンジョーボルト外してパッキンだけ換えればよかったかも・・・。


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三叉パイプを引っ掛けてしまいキャブのホースがジョイントから抜けちゃいました。手が入らないのでキャブからホースはずさないと差し込むのは無理かも。どんどん無駄な作業が増えていきます。


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しかもパイプにクッション入れ忘れてるし。割りが入っててよかったです。あとから無理やり押し込みました。


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ちなみにこれね。


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これでエンジンまわりほんとに完成。


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いや、まだエキパイのナットとマフラージョイントバンドのボルトを締めてなかったので、先にエキパイナットを10Nmで締め込み、エキパイをマフラーの方へ押しつけてからジョイントバンドのボルトを20Nmで締め込みエキパイとマフラーを完全に固定します。


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このマフラーのフロント側マウントも本締めしてないし。33Nmで締め込みます。黄色ペイントが締め忘れ防止に大活躍。


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これで残り作業は、タンク、シート、サイドカバーの取付とフロントフェンダー装着のみとなりました。あ、忘れんようにオイル入れないと。明日は走ることができるかも。


本日の作業時間3時間 作業時間累計193時間/63日。

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