XLR250Rバハ レストア67.5日目。9ヶ月ぶりの公道復帰。 [88’HONDA XLR250R MD22]
今日は資源ごみだしの日。雑誌や缶などを出してきて、2時からバハを道路へ降ろしました。昨年8月末に預かってから実に9ヶ月ぶりの公道復帰です。
出発時オド18499.7km。
エンジン始動前に、多分アイドリングが続かない、エンジンがかかりにくい原因であろう、パイロットスクリューを正規戻し回転数である1回転と3/4回転にセットし直しました。キャブ組んだ時、指定回転数ではなく大体の戻し位置、1回転と1/2回転にセットしておいたのを思い出したからです。
たったこれだけで、冗談かと思うほど劇的に始動性が良くなりました。同時にアイドリングで止まることもなくなりましたよ-。横着は身を滅ぼしますなあ。100回キックで死んだ私の右足の筋肉痛はなんだったのよ?
燃費を測るため、出発後すぐハイオクガソリン(清浄効果に期待)を満タンにしときます。いっしょにインジェクタークリーナー(もうキャブクリーナとは言わないですね)を添加。
まず、いつエンジンが止まってもいいぐらいの距離(26km)にある、一番近くの道の駅「つくで手作り村」へ。水曜日にしては結構な数のバイクが。
XL500Sのつもりで降りようとしたら前後サスがビヨーンと伸びて足が抜けず、バレリーナのような片足立ちの格好で降りる羽目に。信号待ちなんかだと柔らかいサスが半分以上沈んで両足がベタっと付くので油断してました。ここ10年ぐらいこんな脚長バイク乗ってないしねー。
パイロットスクリューを1/4回転開けた結果、アイドリングの回転数がえらく上がっていたのでスロットルストップスクリューノブを回して回転を落とします。ここまで絶好調。ただ、500Sのようなアイドリング近辺から加速できるような強烈な低速トルクはないので結構回さないといけません。うーん、新鮮だ。
一人で乾杯!。
で、またがろうとして左ステップに足をかけて右足を反対側へおろそうとすると、サスが柔らかいので一気に右へ倒れそうになりました。うーん、スタンドが長すぎるなあ。なので今度は右から乗ろうとしてみたら、左脚がシートの高さまで上がらない。みんなが観てる前で両手で左足を持ち上げ、やっとこさまたげました。あー恥ずかし-。
そしてスタンド立てたままキックしようとしたら、乗るときと同じく一気に右へ倒れるのよ。結局スタンドをあげ左足を着いてキック。500Sと違い異常に軽いキックのおかげで数回のキックで始動。よしこれで行けるぞ-。(本来スタンド立ててキックしてはいけません。サイドスタンドにはそんな強度無いからです)
あまり遠くに行くとエンジン止まった時やばいので、家を中心にグルッと回ります。道の駅から少し戻って県道35号線経由で国道420号線を足助方面へ向かい、下山村時代一番高所だった三河高原牧場へ。今日は非常に暑い日でしたが流石に涼しいわあ。(それでも22度位)
一番下の写真が新車。(ホンダのホームページより)。どれくらい近づけたでしょうか。というか、外観は手を付けてないからなあ。中身(エンジンを除く車体周り)だけはほぼ新車です。
家に戻る前にガソリン補給。オド18576.4km。走行73.8km。
ハイオク154円X2.15リッター=331円。(お財布に優しいなあ)
なんとリッター34.3kmでした。まあ、過去には北海道で40km記録したことがあるので驚くには値しないかもですが。
17時帰宅。75km/3時間のショートツーリングでした。
試走した感想。(2012年の整備後のちょい乗りを除けば30年ぶりぐらいにちゃんと乗ります)
◯エンジンは低速トルクは太くはないものの、中速>高速は力強く一気に回る。500Sが爆発で走ってるのに対しこいつは燃焼で走ってる感じかなあ。
◯微振動が出て手がしびれる。でもバックミラーはぶれない。
◯軽い。脚はギリギリ足裏が付くがグラっと来ても怖くない。
◯脚が長い。またがると半分以上沈む。なのでサイドスタンド出してエンジンを掛けることはできない。
◯ケツが痛い。シートがやわらかすぎるのか?
◯ブレーキが強力。まあ、前後ドラムのXL500Sと比べちゃいかんね。
◯サスペンションがよく動くおかげかどんな速度域でもどっしり安定している。両手を離しても全くぐらつかない。
◯パイロットスクリューを調整したらすごく始動性が良くなった。4回ぐらいのキックでかかる。
◯暑い。いや熱い。エンジンの熱がすごい。500Sより熱いんじゃねー?
◯コント-ラブルなブレーキ、剛性がありよく動くサスペンション、ピックアップの良すぎないフラットなエンジン特性などのバランスがいいので、ぐねぐねの狭いワインディングが異常に楽しい~。いいバイクだわ-。XL500Sからたった8年後、サスペンションやエンジンをこれだけ熟成させたのは称賛に値します。
もともとオークションに出すためのオーバーホールだったけど、情が移っちゃったのでこれを売らねばならないのは辛いかも。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
完成おめでとうございます。
何はともあれ始動性が良くなって良かったですね~
by buratto28go (2018-05-16 20:59)
こんにちは!
ついに走り出しましたね!!
自分はR3Jにも乗ってたんですが、確かにR3Jはリヤサスがヘタってくると沈み込みがやたら多くなりましたね。
キャンプ道具一式積むとほとんど直立でしたよ。
R3Rとはリンクが違っていて、たしかサスペンションユニット自体の長さも違うんですよね。
自分はXL系に乗るときは、左から右足をシートに乗せて、そのまま滑らせながらまたがるようにしています。
まあ足が短いからなんですけどww
うちのは吸排気系をXRのものに交換してるのであまり比較になりませんが、冷間時の始動はキック5発くらいです。
MD20/MD22のシートは自分も痛くなります。
XL250S、XL250R、XLR250RFと乗り継いできましたが、バハのシートが一番つらいです。
柔らかいのと幅が狭いためだと思います。
(体重増の可能性もありますけど)
XL250Sのシートは固かったですが最高でした。
by SANGO22000 (2018-05-16 21:21)
公道走行、おめでとうございます。
スロー1/4回転で、そんなに違うんですね。
私は赤エンジンのXLRに乗っておりましたが、サスはあれと比べてどうなんでしょうか?
さらに脚が長くなっている?
>情が移っちゃったのでこれを売らねばならないのは辛いかも。
お気持ちお察し致します。
絶対そうなりますよね。
維持費も安いので、是非キープを。(笑)
by 二兎を追う男 (2018-05-16 21:36)
buratto28goさんありがとうございます。
パイロットスクリューの役目がこんなに微妙なもんだとは驚きです。2ストメインでスロー調整はエアスクリューで育ったので、ガスが薄いとついつい締め込んじゃいますので余計ガスが減ってかからないんですねえ。
by MHR (2018-05-17 17:18)
SANGO22000さんありがとうございます。
サスユニット流用できないんですね。MD16とMD20もあるのでよくおぼえておきます。
XL500SのシートもまさかのKS2のシートも250kmぐらいではお尻は痛くならないんですよねえ。あのパンと張った表皮のおかげ?
バハはあとシートベルトが・・・・。ベルトの跡が退色してるのでつけましたが。
by MHR (2018-05-17 17:23)
二兎を追う男さんありがとうございます。
2スト単気筒ばかり乗ってきたのでスローは空気とガスの混合比を変えるエアスクリューしか知らず、XL250SのPDキャブで初めてパイロットスクリューなるものを知りました。こっちはエアだけじゃなくすでに混合比の決まった混合気の量を増減させるのでアクセルを開けるのと同じく露骨にアイドリング回転が上がりますね。MD22のサスストロークは多分一番長いのでは?
by MHR (2018-05-17 17:30)
発進おめでとうございます。
私もMD20に乗っていました。今も置いてはあります。
特筆する点はありませんでしたが、今思えば非常にバランスの良いバイクでした。
ただエンジンの熱だけは閉口物で、夏に高速走っていたら、ニーグリップ(アンクルグリップ?)していた右かかとに低温火傷なのか、水膨れが出来た事が。それと夏場は、何度かオーバーヒートしたことがありました。
そのためドリームトキの後付けオイルクーラー(パイプクーラー)付けていました。BAJAはその点最初からオイルクーラー付いているので、良いですね。
by ランクル (2018-05-17 22:17)
ランクルさんありがとうございます。
どの家にも一台あるMD20。(笑)
今回のチョイノリで右足のブーツが焼けました。マジですごく熱いですねー。あのパイプクーラーなんか熱そうでMD16への装着を躊躇してました。バハのオイルクーラーって、ほんとに効いてるんでしょうか。すごく容量が小さいような・・・。
by MHR (2018-05-18 23:14)