1993年8月10日 ホンダXL250Rで行く初めての北海道ツーリング 道内4日目 層雲峡>釧路塘路湖 台風7号北海道へ [北海道ツーリング]
昨晩隣のテントに文句言った手前、早朝に出発しなくてはカッコつかないので、4時頃起き出してテントを撤収、5時出発です。
周りのライダーも同じ気持ちらしく、通常ならば道路までバイクを押して行ってそこでエンジンかけるのを、駐車場でバイクのエンジンを一斉に掛けて暖機運転。(当時のバイクは暖機運転が必要。)夜遅くまで騒いでたファミリーたちはきっとブツブツ文句言ってたでしょうねえ。次々と出発するライダーたち。こっちのバイク駐車場に隣接するサイト、出発するときには例のアベックのテント2つだけがぽつんと残ってました。
層雲峡は北海道では珍しく空が狭い観光地です。
20分かけて登山して
双瀑台という展望台から見る「銀河の滝」と「流星の滝」。
国道39号線を南下し、大雪湖のダムから国道37号線へ、北海道の道路最高所である三国峠を目指します。
8時、三国峠到着。
現在では全線舗装となった三国峠ですが、この年にはまだトンネル前後数キロにダートが残ってました。(駐車場も砂利)このすぐあとに全面舗装が完成したそうです。
奥に舗装された道が見えます。右の土が出てる部分がまだ未舗装。
糠平湖畔で富良野の「サンマートふじばやし」で買っておいたメロンタイム。いやあ美味しかったです。
幌鹿峠からの然別湖。次の目的地はどうしよう。会議の結果、美幌峠へ行こうかということになりました。
距離的には糠平湖から国道273で上士幌町へ向かうほうが近いんですが、相談の上、士幌町の国道274号線の17kmもの直線道路を走ってみたいということになり、道道726号線(現道道85号線)でまっすぐ南下して士幌町へ向かいます。
白樺峠?
扇が原展望台からの十勝平野。さっきまでの快晴はどこ行った?
いよいよ道道274号線の17kmの直線道路へ。浮かれてます。
おおっ!
おおおおっ!
おー。さすがに飽きてきました。直線の終点から向かったのは、北海道を走ってる間中、北の国からの次にエンドレスで流れる松山千春の故郷、足寄町です。松山千春はえらい。彼が故郷を紹介しなかったら、ほんとにラワンブキが生えるだけのただの田舎です。(足寄の人ごめんなさい!)
士幌町から国道241号線で足寄町へ。
足寄町でガス補給。200km/7.2リッター、907円、27.7km/リッター。ほぼ全開走行・・・あ、嘘です。
当時ちほく鉄道ふるさと銀河線(旧国鉄池北線)の国鉄時代の古い方の足寄駅が建ってました。(翌年には解体して新築>のちに廃線。駅舎は現在「道の駅あしょろ銀河ホール21」になってますね。)
足寄を抜けたところで豚丼で昼食。このあとBGMが「北の国から」>「季節の中で」にチェンジしました。
雌阿寒岳?が見えてきました。ここらへんの気温15度!寒くてフリースを1枚追加。
さて、足寄から美幌峠へ行くには阿寒湖の手前の釧北峠から国道240号線を北上しなくてはなりませんので津別町へ向かって北上します。津別町からは津別峠を越えて屈斜路湖畔へ出て美幌峠を目指そうとしたのですが。
国道を離れダートを10kmほど走ったところで通行止め。93年から96年まで舗装工事のため通行止めですと。泣く泣く引き返し国道240号線を北上、美幌町で国道243号線に向きを変え今度は南下。
午後2時半、美幌峠着。
当時はドライブインでしたが現在は道の駅となってますねえ。おやつに揚げジャガ。もう、北海道でまずいものに出会うことはないのですか?
弟子屈でガス補給。178km/6.3リッター、824円、28.3km/リッター。
ここで今晩の宿を標茶町の釧路湿原にある塘路湖に決定。峠の麓の弟子屈町から国道391号線で南下を続けます。
途中午後5時頃、標茶町でホカベンを購入し晩飯とします。この店は後年、多和平キャンプ場に泊まったときもお世話になりました。
午後6時、塘路元村キャンプ場(テント一張500円)着。(手前にもう一つシラルトロキャンプ場350円というのもあったんですが100mほどの運搬があるのでパスしました。)ここで最新の台風情報を仕入れ、テントやバイクが飛ばされないよう十分な準備。
本日の走行距離 530km。よく走ったなあ。(ただ、この日の分だけホームページに書いたルートと全然違ってます。ホームページでは美幌峠へは行かずに足寄から南下して海岸線を釧路回りで塘路湖へとなってますが、美幌で写した写真がある以上ホームページのほうが間違ってるんでしょう。ただ、ホームページに書かれてる十勝川を二人で渡った記憶もあるんだよなあ。)
いやあすごかった。まさか台風の中で野営するなんてことが人生で起こるとは。(実は後年また台風の中北海道でテント泊するはめになったんですが)
真夜中、雨風にテントが叩かれ、風に押しつぶされて目の前まで天井が迫ってきますが3本のポールが交差するテントは頑丈で意外と不安はありません。ラジオを耳元に置いて台風がすぎるのをじっと待つ。ただひたすら待つ。3時頃風がやみ30分ほど無風状態。しばらくすると風の向きがかわりまた暴風に。バイクは大丈夫かなあ。
便利な世の中です。この台風のルートが有りました。九州にでっかい爪痕を残したようです。
わざわざ日本海から津軽海峡を通って12日に襟裳岬沖を通過。あれ?つまりこのとき(11日午前)はまだ台風最接近してない?ていうかまだ秋田沖?
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