洗濯機に続いて、2014年製のコロナ(!)ファンヒーターFH-G3214E2がご臨終 とりあえずゴーストの囁きに従って分解してみました。前編。 [いろいろ修理してみよう]
KS2の過大なギアオイル消費を治すためエンジンを分解することにしたんですが、できれば楽な姿勢で作業を行いたいと思い、玄関横の物置を片付けて、台所で物置棚と化していたスチールデスクを運んできて置いてみました。何しろバハの作業やBMWのセルモーターのオーバーホールなんか床にお店を広げて座布団に座ってやっていましたからねえ。
片付け前。カオスです。右側には数十年分の月刊漫画雑誌が山積み。捨てるに捨てられなかったんですが、私が死んだらごみになるし、何より本は家賃を払いません。血の涙を流しながら捨てることにしました。まず床が見えるようにします。
なんとか床が見えてきました。この部屋はもともと牛小屋だったようで土間だったところを自分で床を張り、壁も壊して断熱材を入れた上で本棚を作り付け(というか本棚自体がツーバーシックス材で組み上げた壁になっている構造)オートバイを2台置いてました。が、いつの間にかゴミ置き場に・・・・。
左奥に注目。
ここを片付けて
結局捨てられなかった雑誌は奥に積まれることに。いえ、いずれ捨てます。決心つくまで待ってね。
で、一人でえっちらおっちら苦労して、台所に死蔵していたスチールデスクをここに設置。この上でエンジンを分解します。がその前に。
先日深刻なエラーが発生し、廃棄処分が決まったコロナのファンヒーター、FH-G3214E2を分解して、あわよくば修理してみたいと思います。
出たエラーは「HH」点灯。メーカー修理らしいです。
ふふふふ。
まずフロントカバーの下側両方にあるビス2本と
グリルに隠れているビス1本を外します。
上へ持ち上げて手前に引っ張るとフロントパネルが外れます。
御開帳。右側はコントロール用の電装一式の後ろにカートリッジタンクがつきます。左の円筒が燃焼筒。その下に灯油を霧状にするバーナーがあり、さらにその下に空気を送るブロワーがあります。
スイッチユニットのコネクターを抜きます。引っ張るだけ。
スイッチユニットを固定している4本のビスを抜きユニットを外します。基本的にビスのサイズは1種類のみなので分ける必要はありませんが、ビスが余らないように取り付け場所ごとに袋に入れておきます。(youtube見てたら大抵の人がビスを余らせてました)
トップカバーの後ろのビス1本を抜きます。
トップカバーを上へ持ち上げて外します。タンクも抜いときます。
バックパネルの空気取り入れメッシュのビスを抜きます
ケーブルが繋がっているのでたどっていきます。
フロント側にある対流用モーターのコネクターを抜きます。
途中のホルダーから線を外し
この穴からコネクターを引っこ抜きます。
対流用モーターが外れました。
吸気用フィルターを外します。
本体を覆っているコの字型のモノコックパネルは、このように爪を差し込みビスで止めるという合理的な構造で組み上がってます。これをうまいこと抜いてばらしていきます。
下の台座との結合も同様です。ビスを抜いて横に叩くと
このように外れます。
反対側も同じく。
真ん中の仕切りあたりも同様に外していきます。
たったこれだけのビスで箱組ができ上がってるのはすごいですねえ。しかもビスの役目は締結ではなく差し込み部分のスライド防止なんですよー。
あ、室温センサーの線を外してない。
この黒線のコネクターを抜きます。
この穴から線を抜きバックパネルごと外します。しかしまだどこかくっついていて取れません。
ボイラー部分のビスを抜きます。
インナーフレームの柱の穴とカバーの爪の差し込みを抜いて分離。
やっとバックパネルが外れました。
コントローラーからすべてのケーブルのコネクターを抜きます。基盤にケーブルの色が印刷されているという親切設計なので間違えようがないですが、念の為組付け参考写真を撮っておきましょう。
コントローラーがついたインナーフレーム兼タンクカバーが取れました。
ここに給油タンクが刺さります。キャブで言うフロートボウルの部分です。一定量の灯油をここにためます。
燃料を圧送する銅パイプをボイラーから切り離します。
この抑え金具を外します。
銅パイプにはこんなニードルが内蔵されているので折らないようにまっすぐ引き抜きます。
先端はY字になってます。車でいうとインジェクターに当たります。
ボイラーへのケーブルをホルダーから開放します。
地震センサーかな?
ボイラーに刺さってるゴムパイプを外します。
こいつは燃焼用の圧縮空気を作るコンプレッサー(ブロワー)らしいです。後で分解しましょう。
長くなったので前後編に分けます。とりあえず前編はここまで。
タグ:FH-G3214E2
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
コメント 0