ハイゼットS110V・4WDバン車検あとの整備 クランクプーリー交換 ９日目 三歩進んで三歩下がる

毎日最高気温を更新していて、作業をする勇気が出ません。

ただ涼しくなるのを待ってたらいつになるかわからんので、思い切ってハイゼットの元へ。

潜るはずの車の下に先客がいました。影かと思ってたら目がある。

あと、タイミングベルトカバーつけて、クランクプーリーと２本のベルトを付けて終了だったはずですが。ついつい余計なことをしてしまいました。

まずは手探りで取り付けたテンショナーの取り付けを確認。ちゃんと穴にピンがはまってますね。一安心です。

クランクプーリーにボルト２本を刺してクランクを２回転させて、カムプーリーが元の位置に来るか確認します。まずはクランク１回転・・・・しようとしたら圧縮がきつくて回りません。プラグを抜くことにしました。

クランク１回転でカムプーリーはちょうど半回転しました。

ダイレクトイグニッションコイルを外し

プラグを抜きます。

これで圧縮は抜けるので、クランクをもう一回転してクランク側の合いマークを合わせます。

カムプーリー側の合いマークがあってることを確認してプラグを装着。あとはカバーを付け・・・・・。

ところがここでいらんことをしてしまいました。

タペットカバーからブローバイのホースを抜きます。

タペットカバーのボルト６本を抜きます。が、エンジン前部のボルトをゆるめようとしたら、フレーム（左上の灰色の部分）に邪魔されてソケットレンチが入りません。

Ｌ字型のレンチでちまちまと緩めます。左下がフレーム。カバーとの間にも隙間がありません。つまりボルトを抜いてもカバーが車体から抜けない・・・。

あちこち干渉するタペットカバーを知恵の輪のように抜きます。手前のフレームに当たって抜けないのわかるでしょうか。サービスマニュアルではエンジンを運転席側から引っ張って助手席側に隙間を作るって・・・。前はもっと簡単に抜けたんですが。あ、エンジンマウント固めたから動かない？

１０分ぐらいかかって、カバーがやっと抜けました。

さて私は何をしようとしてるのでしょうか。

実はこいつ、カムホールプラグを一度ちゃんと抜いて打ち直そうかと。

この部分がカムホールプラグが刺さっているところです。３本のボルトを抜けばカムホルダーが外れますので、液体パッキンを塗り直して再組付けしプラグを打ち込み直そうかと思ったのですが。（ここを見ればなぜカムプーリーが１個になったのかわかりますよね。小さなエンジンだとプーリーを２個並べるスペースがないからです。クランクとカムのギア比は１：２ですので、限界まで小径化したクランクプーリーに対して、カムプーリーをこれ以上小さくすることができないのです）

ところがこことその下のボルトを緩めることができませんでした。

二番目と一番下のボルトは、このように上にカムプーリーがかぶさっているのです。つまりせっかく組み付けたタイミングベルトを外して、更にカムプーリーも抜かないとボルトを緩めることができないという構造。

俺が嫌いなのかハイゼット！！！！

ということで、カムホールプラグの打ち込み直しは漏れてからということにして、今回は泣きながらタペットカバーを組み付けました。つまりここまでの作業は全て無駄に。滝のように流した俺の汗を返せー！

念の為テンショナーを一度緩めて、タイミングベルトを張り直して固定ボルトを39Nmで締め付けます。タイミングベルトのガイドをはめてタイミングベルト取付作業完了。

しかし、このキーの突き出し見ると、この外につくクランクプーリーがこのキーをへし折った理由がわかります。

この突き出してる部分、キーの溝に入ってない部分ですから。そりゃ折れますわな。

タイミングベルトカバーを車両下側から差し込んではめ込みます。

ボルトを差し込んで仮付け。ヤブ蚊が出てきたので締め付けは明日にしましょう。（明日が翌日のこととは限らない）

カムホールプラグは今度涼しくなってからリベンジします。

本日の作業時間：3時間　累計作業時間15時間／9日。