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腐ってぶかぶかになった台所の床を張り替えよう。その17 壁張りの下地作り [家の補修]

今日は晴れたので寒いけど外作業ができます。なので壁材を受ける下地をつくりましょう。


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その前に昨日深夜(今日の午前1時頃)の台所の室内気温を測ってみました。上がストーブの入った居間の気温。下の0.3度が外気温です。


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断熱材を入れる前、床がほぼ土間だった名残の地面と変わらない高さ(もちろん断熱なし)、隙間風ぴゅうぴゅうの台所の室温はほぼ外気温だったんですが、床に断熱材を入れて隙間風をほぼシャットアウトした現在8度前後。こりゃ壁を張るのが楽しみだ。


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そして今日お昼。ここの壁の下地を作ります。と言ってもボロボロだった薄い化粧ベニヤを剥がしたあとに、すでに下地材である胴縁はちゃんとあるのでこのまま壁を張ることはできます。


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しかしこの胴縁、支えである柱との接点はこの錆びた釘一本だけ。しかも柱に密着してません。


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2番めの胴縁は密着はしてますが、やっぱり釘一本だけで止まってるだけ。


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一番下もこんなん。


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しかも反対側は釘を打ったせいで割れてます。


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どうも壁の重量は、この縦に打たれた胴縁に支えられていたようですねー。でもこいつも釘2本打ってあるだけです。まあ薄っぺらの化粧ベニヤだったらこれでも支えられるんでしょうが、今回使うのは防火用の9mm厚の石膏ボードです。とてもコイツラで支えられる重量じゃありません。もっと頑丈な下地を作りましょう。


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まず手で簡単にもげる胴縁を外します。


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使うのはみんな大好き1x4(ワンバイフォー=ツーバイフォーの半分の厚さ)材。ホワイトウッドというやつです。1本250円ぐらいで買えます。ただ割れやすいのでよく見て買わないといけません。今回4本買った内2本がすでに割れてました。ちなみにこいつ1本だけは昔買ってあったやつなので変色しています。


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さてこれを使うには、胴縁を外したあとの柱の表面とこの材の表面がツライチになるように、柱に板厚分のえぐりを入れる必要があります。(釘の位置が胴縁があった部分)


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そのための道具がこれ、先日弟が床材の面取りに使っていたトリマーという電動工具。


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20年ぐらい前に購入してすっかりその存在を忘れられていた可愛そうなやつです。


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構造はドリルとほぼ同じですが、回転する刃を垂直に使うドリルと違い、こいつは回転する刃を水平に動かして使います。機械加工をやってた人なら、手に持って使うフライス盤といえばわかりやすいと思います。


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刃の突き出しを板の厚さに合わせます。これで板厚に対応した深さに溝が掘れます。


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最初は半丸太の柱に対してうまく使えず、狙ったラインをなぞることができませんでした。飛び出してるのが悪戦苦闘の証。


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表面も凸凹で浅いところと深いところ(深いほうが欲しい深さ)ができたので手ノミで削って仕上げました。


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反対側はコーナーになるためトリマーは使えませんので、縦の胴縁をえぐった部分と同じ高さになるように手ノコで切ってワンバイフォー材を受けて、接着剤とネジ併用で固定します。


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思ったよりきれいにきっちりハマりました。白い部分は余計に削ったところ。まあ初めてだしね。ただ板が柱より1mmほど飛び出したのでトリマの刃を1mm出して深さをもう一度なぞりました。


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反対側は半丸太なので端面を手ノコで斜めにカットして接着剤を塗って突き当ててます。最初についていた胴縁と同じ方法ですが、こっち側に溝を掘る技術は今の私には無くどうしようもありません。ただ接着剤と2本のネジを使った分頑丈になるはずです


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突き出し確認。壁材は柱にもネジ打ちするのでツライチじゃないとまずいのです。


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丸太に向かって斜めに下穴を開けます。裏には接着剤塗布済み。反対側にも斜めの下穴を2個開けて接着剤を塗布し先に締め付けて柱と密着させてからこちらのネジを打ちます。


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2番めのエグリを作る前にこれの存在に気づきました。このガイドの縦の面を柱に沿わせると縦横とも真っ直ぐなラインを削れます。


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2段め。おおっ。さっきよりだいぶマシな穴が掘れたぞ。(完全な丸太だとガイドは使えませんが4面を切削してある半丸太なのでまっすぐ削ることができます)。仕上げは手ノミで。


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いやあ、穴を掘るんだから当然木くずもこんなに。壁と床の隙間に投入。


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水平と上の材との垂直を出して、反対側の縦の胴縁を左のエグリの高さに揃えて手ノコでカットした上に、長さをカットしたワンバイフォー材を接着剤を塗って載せます。


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計算間違いで溝を余分に削ってしまいました。まあ下側の高さがあっていればいいので・・・。


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下穴を開けて


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右のえぐってない方からネジ止めして丸太に引き寄せてから左のネジを締めます。2段め終了。


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一番下はトリマの刃の位置の都合でこの高さに決定。これ以上下には溝が掘れませんでした。


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後片付けまでを晩御飯に間に合わせないといけないので、ここから一気に3段目と4段目の溝を加工します。


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技術向上のため、今回は電動ノコではなく手ノコを使いました。


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だんだん精度が上がっていきますねえ。


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3段目の水平出し。


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4段目の水平出し。


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同時に4枚の板の面を揃えます。細い胴縁ならともかく、この板は幅があるので1枚でも面が傾いていると、壁がきれいに張れなくなります。


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なんとか夕飯の準備前にこの1面分の下地が完成しました。明日は井戸の上かなー。


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