腐ってぶかぶかになった台所の床を張り替えよう。その18 水道管のネジ規格変更アダプター組付けと壁張りの下地作りその2 [家の補修]
カメラの電池交換失敗のショックから立ち直って戻ってまいりました。部品取りのPENTAX RZ10の4号機も届いたのでいずれまた立ち向かいたいと思います。
12月21日の作業です。
9.5mmの石膏ボードを張るために30mm手前に突き出した混合水栓ですが、どうしても5mmほどしか嵌合しない(上の写真でネジ先端のシールテープが剥がれている分しか嵌合していません)水道管と延長アダプターのネジ(延長する前のクランクのネジも同様)が気になっていたので、ちょっと規格を調べてみました。現在の規格だと、水道管側の規格は平行ネジ(手前と奥が同じ径のネジ)のG-1/2(1/2インチ=13mm配管)、水栓側の規格は同じく平行ネジですがネジが痩せているPJ-1/2という規格です。ネジが痩せているのはシールテープを巻いて、クランクや水栓の蛇口の角度を調整するためなんですが、我が家の水道管側のネジ、どう見てもテーパーねじ(奥に行くにつれて直径が細くなっている)なのです。これは混合水栓が無かった頃に配管された時点では当たり前の規格だったのですが、今では混合水栓のクランクの位置調整が必要なため、両方が間にシールテープを巻くこと前提のストレートネジになったらしいです。
これ、温水側なんですが、平行ネジを無理やりねじ込んであったうえ、銅製なので手前と奥の内径が段付きになっていて露骨に違いました。おそらく旧JIS規格のPT-1/2(現規格ではRcー1/2という呼び名に変わってます。これに合うオスネジはメスネジとの区別のためR-1/2と呼びますが全く同じネジです)という規格のテーパーねじです。(元々ついていた2ハンドルの混合水栓を無理やりつけたのは昭和の大工ですよ。私じゃありませんよー)
で、色々調べていたら、メスが平行ねじのG-1/2、オスがR-1/2(オスのRとメスのRcは呼び名の違いだけで同じ規格)という変換アダプターを見つけました。1個480円なので即購入。
当然ですが水栓側はすんなり根本まで入りました。もともとはこの部分はシールテープを巻いて水道管にねじ込んでいて、先回30mm突き出すためにG-1/2+PJ-1/2という延長アダプターに換えたおかげで、延長アダプターのPJ-1/2ネジにシールテープを巻いて壁の水道管へいっぱいまでねじ込んでやれば、クランク側の角度調整は簡単にできるようになったわけですが、どうしても水漏れが止まりませんでした。そりゃそうです。円錐状のテーパーねじに平行ねじをねじ込めば、接触するのは雄ねじの一番先端の円周だけなんですから。(先回は液体パッキンの助けを借りて漏れは止まりましたけど)
シールテープを巻いて水道管側のテーパーネジにアダプターのテーパーねじをねじ込んでいきます。まあやっぱり5mm程度しか入っていきませんが、ネジ全面で噛み合っているので密着性と嵌合強度は格段に変わるはずです。
これだけ突き出すのですが、実際は水栓側の雄ネジがテーパーに突き当たって今まで5mmしか入らなかったのが、今回どっちも平行ネジなので10mmもアダプターに入っていくためほとんど出代は変わりませんでした。
これに30mmのアダプターと混合水栓を取り付けて
あとガスの瞬間湯沸かし器への配管にこれも取り付けます。
水の流れを止める中間コックです。
今までは瞬間湯沸かし器への水は垂れ流しだったので、湯沸かし器を移動などの為取り外すときは家中の水を元栓から止める必要があったのが非常に不便だったのです。
このアダプターを入れることで水漏れはそれはもう見事に止まりました。(実は元栓を開けて台所へ戻ったら、水栓から水がぼたぼた漏れてたんですが、30mmアダプターと混合水栓の間を締め忘れていただけでした。心臓が一瞬止まりましたねえ)これでほんとに水栓の移動工事終了です。
ここから12月22日以降の作業です。母の買い物ドライバーなどであまりにも仕事が遅いので3日分をまとめました。
先日やった壁の下地づくり。
この、柱に釘打ちされていた元々の胴縁(どうぶち)が気に入らないのと、壁材の張り付け面から飛び出しちゃってるので撤去します。
その後の補強、ちょっとやりすぎました。重い石膏ボードを張るので(安かったんです。畳1枚サイズで1枚300円)横桟だけではちと不安で・・・。
まあ入れ過ぎのほうが足りないよりは・・・・ねえ。素人だけがなせる技です。
ここからその隣の壁の横桟を入れる準備です。柱に横桟を受ける切込みを入れる位置をマジックでけがいていきます。
切込みを入れる位置に釘発見。
前回トリマーで溝を切り欠いているときに、見えない釘で刃をぶっ飛ばしたので慎重になってます。
丸をつけておいてあとからトリマーで直前まで削って、あとはノミで掘り出しましょう。
一番上(窓の下)は大丈夫そう。
地面に近い柱の一番下はシロアリにやられてました。削ってみないとわかりませんがまあ大丈夫でしょう。ここで母から買い物コール。22日はここまで。
23日も母の買い物ドライバーです。弟が休みだったので背が低くなった母のために、電子レンジの位置を低くした台を作ってくれました。焼き物器集合。これで一気に片付いた感が。
隙間風防ぎに張っていたボロベニヤを剥がして昨日の隣にマジックでケガキを入れていきました。ここは水回りなので結露するため、濡れるといけない断熱材入れは最後に回してます。
いらん胴縁を剥がします。ここも釘2本だけ。何故かこのあと写真を撮ってませんが、ひたすらケガキ作業でした。
そして今日24日。午前中は今日の晩飯のお買い物。クリスマスケーキやら鳥のモモとかね。
さて、今日はけがいた部分をトリマーで削っていきます。
ガス管を避けないといけないので溝の位置を修正。
ボロベニヤの隙間風塞ぎとお別れしましょう。
雨が降ってるせいか、外壁であるトタンの内側の結露がすごいです。
そこで、井戸の上に張った余りの建築用の防湿シートをタッカーで張っていきました。張ったそばから外側がびしょびしょになっていきます。
トリマーのかけた刃を捨てて新品の刃を下ろします。シャフト径6mm、切削径8mm、ホームセンターで売っている安物(600円ぐらい)を使います。実はもっとちゃんとした刃(1700円)も買ってあるんですがそっちは虎の子ってことで今回は温存します。
ケースから抜けなくて一苦労したんですが、こんなに錆びてんの。これじゃトリマーのコレット(差し込んで固定する部分)に取り付けできないのでヤスリでガシガシ。
先日のシロアリに食われたあと。ギリギリセーフでした。防腐剤塗っとかんといかんかも。
その上の溝の釘。
ここだけ避けて削り、ノミでほじくり出しましたが、途中バキバキ折れててこずりました。
規定の深さまで削り直して完了。
隣の柱に移動して、トリマーで四苦八苦してここまで削ったところでふとアイデアが。木工ドリルで穴だらけにしたら、トリマーで削る分減らせるんじゃね?。(トリマーは広い面積を削るのは苦手。下手すると摩擦で木が燃えます)
おおっ!成功だ!!。すごく楽です。
一番上に桟を渡します。位置はガス管のすぐ上にして、クランプでガス管を釣る構造にしました。(今まではトタンにネジ止めしたガス管の強度だけで留まってました。)
端面は柱を通り越して水道管直前まで伸ばしてあります。水道管がなければもう一本左の柱まで伸ばしたんですが。
反対側はケガキを読み間違えて削りすぎましたが、受ける下側の高さがあってるから良し。実は刃の出代を間違えて1mm弱深く削ってしまったので四隅にネジを打ち込んで、飛び出した頭で材を受けているため多めの木工ボンドで接着してあります。
このあとネジ止めして1本目完了です。
下側も同様ドリリング。
ここでも釘が。ドリルの段階で見つかって良かった・・・。
これも頭がない・・。隠し釘?
2001年宇宙の旅のように猿もだんだん賢くなっていきます。上下のラインにノコを入れました。これでトリマーがオーバーランすることを抑制できます。
トリマーはこれだけ幅のある溝だと支えがなくなるので凸凹になっちゃいました。ドリル穴は少し深く開けてるのでクレーターになりましたがこれもボンドで埋めます。
桟をネジ止めします。
シロアリの食べたあと。ここは床を嵩上げしたので地面から30センチほど。アリの入り口である土台側はスカスカだろうなあ。まあこの壁は家の構造から外れた台所を囲うだけだから大丈夫でしょう。
3本渡すつもりでしたが必要なさそうなので2本だけで。溝をもう一本掘るのが億劫になったのがホントの理由ですが。(右の柱の真ん中の溝はすでに削ってあります。)右側の縦の桟を左側にも建てて、そこに横桟を渡すほうが楽なのに気づきました。
左側にも断熱材を入れました。防湿シートと相まってこれだけで隙間風がなくなって室温が上がったという・・・。
夕飯に間に合わせてもとに戻して本日終了。
夜11時の外気温5度とストーブの入った居間の室温19度。
同じ時間の寝室の室温、8度。
そして台所の室温12度(全く火の気なし)。工事前の室温がほぼ外気温だったのが嘘のようです。寝室より温かいやん。井戸からの冷気と土間からの冷気、隙間風がどれだけエネルギー奪ってたんだよってことですね。こんなボロ屋でも断熱が効くことにびっくりです。まだ井戸のあった側の壁は断熱してないので(ていうか外壁すら無いんですが)完成が楽しみです。
2020-12-25 01:20
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