車齢22年、20万キロを迎えるカロゴン、車検準備。その4。リアドラムブレーキチェック。 [H12(00)年カローラワゴンAE100G]
本日はリアブレーキドラムを外して、ブレーキシューの残量チェックして車検前整備を終わろうと思います。
その前に、昨日チョンボをやった、左ディスクパッドの内外組み換えを行いましょう。
もうひと目で分かる組間違いなのに・・・。パッド真ん中の丸いのが内側のブレーキピストンの跡。
キャリパーを外して内外を入れ替えます。
内側についていたパッド。ついている跡が明らかに外側の爪。
組み替えてキャリパーを戻します。
これで正しい位置になりました。本来ならば内外同じ厚さになるように減るはずなので、4個とも真ん中の溝がなくなった時点で交換ですが、今回外側のパッドの寿命がパッド全体の寿命になっちゃいますね。
あと、昨日写真で気づいたタイロッドエンド(ステアリングラックとハブを締結してハンドルと連動させるジョイント部品)のグリス漏れらしきもの。
ブーツの破れではなく、単純にグリスが押し出されただけと判明。固まってたグリスを取り除いて解決です。
前輪を組み付け、前輪周りのチェック終了です。というか本来必要のない無駄な作業でした。
ここから今日の本来の作業である、後輪ドラムブレーキのチェックです。
残り三輪に輪留めをして右後輪をジャッキアップし、ウマをかけてホイールを外します。MR2やレビン、トレノと同じストラットの独立懸架をおごってあります。
前輪同様サビでドラムがハブに張り付いていたので、M8のボルトで勘合を外します。
御開帳。ハイゼットとほぼ同じ構造ですが、駆動輪ではないのでセンターのナットはありません。
エアブローしてから
ブレーキシューの残量チェック。まずは前側のピストン側からノギスを当てます。ここからは備忘録なので読み飛ばしてください。
2.0mm。新品は4mmで、限度は1mmです。
前側シューの真ん中。
ここも2.0mm。
前側シューの下側。
3.0mm。シューの残量は一番薄いところになりますのでこのシューの残量は2.0mmです。
続いて後ろ側シューのピストン側(上側)。
3.5mm。
後ろ側の真ん中。
3.3mm。
後ろ側下側。
3.7mm。なのでこっちのシューは3.3mm。ですが、2個のシューは同時交換しますので、結果右後輪のシュー残量は2.0mmということになります。
外したドラムをエアブローします。
摩耗限度は201mm。内径なのでこれより小さい数字じゃないと交換です。
199.7mmでした。余裕でクリア。20万キロでこんなもんか。元は199.5mmぐらいかな?
ハブベアリングのチェック。音もなくガタも無し。ピストンからのフルード漏れもありませんのでこのままドラムをつけます。
ブッシュの状態と足回りのガタをチェック。見るだけで換えませんけど。
スタビライザーリンクのブーツが破れてますが、これは車検に関係ないので今回無視です。
ストラットのブーツはアウト。
ただ毎日乗ってるのでロッドはきれいです。
ついでにABSセンサーもチェック。
と思ったらサビで食いついて取れませんでした。ここで壊すと車検取れなくなるので今回スルーします。車検後に前輪と一緒に整備しましょう。
ドラムとホイールを戻します。
盗難防止のナット。以前インパクトで締めたようで舐めかけてます。誰とは言わんけど勘弁してよー。
今度は左後輪へ。
こっちのドラムは簡単に取れました。そういえば前輪もそうだった。右側だけが前後輪ともサビで食いついてましたねえ。
エアブロー。2年分のダスト。
こっちも漏れはなし。
こちらも備忘録です。前側上部から。
2.7mm。
前側真ん中。
2.2mm。
前側下側。
3.5mm。結果、一番薄いところが2.2mmでした。
今度は後側上部。
2.8mm。
後ろ側真ん中。
3.3mm。
後ろ側下側。
3.9mm。結果一番薄いところは2.8mm。なので左側ブレーキシュー残量は2.2mmでした。左右トータルだと2.0mmです。限度が1.0mmなので廃車までに交換ありかな。
ブレーキドラム内径は200mmちょうどでした。
ドラム装着。
スタビリンクとスタビブッシュ。
ブッシュと足回りのガタチェック。お金があれば交換したい・・・。
後輪を装着して車検のための整備終了とします。
ツルハシでブレーキペダルを押して
ランプチェック。特に上のハイマウントストップランプは1個でもつかないとアウトです。(エスティマでやらかしました)
スモールとハザード。
リアウィンカーが購入時からクリアレンズ+イエローバルブなんだけど退色してるよねこれ。要交換かも。タミヤカラーのクリアオレンジでレンズを塗っちゃおか。
フロントはイエローレンズ+普通の電球でOK。
いつまで経っても水蒸気が抜けない左ウィンカー。
水蒸気を抜く穴を開けてみました。
これで乾いてくれー。(明日は雨なのでまた水が入るかも。)
ちょいとゴミ出しに走らせてみました。レンズがきれい。
左のローター。白い部分はパッドがあたってないところ。つまりパッドがサビローターで削られた部分です。
右のこれはひどい。この幅でパッドが削られているのです。無理してローター換えて正解ですな。
ちなみに今回大活躍のAE100系カローラ、スプリンターの整備書上巻。さすが世界一売れた車、5センチはある上さらに下巻があるのよ。(下巻はボディ)幸いブレーキやエンジン関係は上巻に載ってたのでこれで間に合いました。ただ、AE100Gのカローラワゴンはまだこの整備書の時点では存在してません。
次回、車検合格という記事が書ければいいのですが・・・・。
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