4年越しのやるやる詐欺に終止符 ギアオイルを消費するKS2のエンジンオーバーホール27日め。前輪タイヤチューブ交換とエンジン積み込み [89’KAWASAKI KS-ⅡKMX80-A2]
夜中にハブを外した前輪を夕方からバラしました。
この汚れが気になってたのよ。ハブのベアリングに砂が入りそうで躊躇してたんだけど、いいマスキングが見つかったので明日サンドブラストします。
これ、ウレタン塗料の硬化剤が入ってた樹脂瓶の蓋です。偶然キツキツ寄りのぴったりでした。
メーターギア側はマスキングテープで大丈夫そうです。
さあ、ひっさびさのサンドブラストだー。
本来下には金網がありますが、下の傾斜がゆるく砂が下まで落ちないため(底に砂の吸引口がある)、直接手で砂を真ん中に集めるために外しちゃいました。
掃除機をつけただけで視界が確保でき、効率が上がりました。
エアブローしてシリコンリムーバーで油分を落とし、プライマーとしてミッチャクロンを塗布。
30分乾かしてから、アイボリーのラッカースプレーで厚塗しました。
この色にしたのは、後輪のドラムがこの色に近い色だったのと、単に白のスプレーがなかったから。なんのために買ったのか覚えてませんがとてもいい色でした。
マスキングを外し、ディスクを取り付けます。うん、いい感じ。
ホイールにハブを組み付け25Nmで締め付けます。
前回一度組付けやってるので、色々端折って前輪を車体に組み付け。メーターギヤにはシリコングリスを詰めときました。
ブレーキキャリパーのここ、リムとのクリアランスがまったくないので外すのもつけるのも一苦労。とにかくパッドを限界まで押し戻しといて、ひねりながら無理やり押し込みます。
無事付きました。キャリパーボルトを25Nmで締め付け。
自立しました。6月21日ににエンジンを下ろして以来4ヶ月ぶりに、エンジンを下ろした直後の状態に戻りました。
オーバーホールが済んだ(はずの)エンジンと一緒に記念撮影。
・・・だけで終わるはずがなく、積んじゃいました、エンジン。軽いっていいね。
4本のエンジンマウントボルトはすべて左側から入れる指示。
まずエンジンをフレームに載っけて、前側を片手で持ち上げながらフロントマウントにボルトを差し込みます。ここを支点にして
エンジンのリア側をジャッキアップ。
あと少し
リアマウント下側ボルトが通りました。
お次はリアの上側。ここまでは順調でしたが・・・・。
エンジンアッパーマウントのボルトが全然入りません。なんでー???。
ゴムハンで叩いてもだめ。
試行錯誤の末、ここのボルト1本だけ抜いて、先にブラケットをシリンダーヘッドに付けたら、抜いたネジが入りました。どうなってるのこれ?。
ともかくエンジンマウントが全部付きました。
リア下側マウントナットを25Nmで本締め。締めたボルトナットはペイントしときます。
上側のナット
フロントのナット
アッパーのナット
マウントブラケットの上側ボルト2本を全部25Nmで本締めして、エンジン固定完了です。
エンジンにつながるワイヤー類をセットしていきます。クラッチワイヤー、アクセルワイヤー(オイルポンプワイヤー)、スターターバルブのワイヤーです。
クラッチワイヤーのエンジン側をセット。カバーのボルトをプラスビスから頭のでかい六角穴付きボルトに替えたのでレバーとのクリアランスがほぼゼロです。まあ大丈夫でしょう。
レバー側をセットしてクラッチワイヤー取りつけ完了。レバーを握ってみるとちゃんと切れて一安心。
次にオイルポンプワイヤー。
ワイヤーの太鼓をプーリーにカシメます。キャブを付けてから。スロットルワイヤーとスターターのワイヤーの取り付けと調整はキャブを付けてから。
ここまできれいにしちゃうと、このスイッチも塗装せんといかんよなあ。
次はキャブを取り付けますが、オーバーホールしてからです。日をまたいだので今日はここまで。あと2日ぐらいで走り出せそうです。エンジンが失敗してなければ。ですが・・・・。不安だ。
ちなみにおろした直後のエンジンはこちら。
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エンジン、ピッカピカですね。
美しいです。
by 朝霧 (2023-10-23 08:07)
朝霧さんご訪問ありがとうございます。
もっと灰色になると思ってたモノタロウの耐熱シルバーが思いの外メタリックが強くて、ピカピカになりすぎました。クランクケースはアクリルの普通の銀ですが、期待通りの色になってます。まあ、磨かないのですぐに汚れるでしょう。
by MHR (2023-10-24 01:53)