KS2 4年越しのやるやる詐欺に終止符 バッテリーが上がった原因解明とガソリンコック修理 [89’KAWASAKI KS-ⅡKMX80-A2]
いやあ、もう記事を書くこともなかろうと思った途端、次々と出てくる不具合。今日はバッテリーが上がった原因を突き止めて、ガソリンが止まらないコックを修理して走り出しましょう。
買ったことを忘れてたタコメーターが出てきたので、プラグコードに信号線を巻き付けてエンジン始動。反応はとても鈍いのですが、スミスのクロノメトリックのタコメーターみたいだと思えばOK。アイドリング調整には十分役に立ちます。
キャブレターのエアスクリューを調整します。先日の調整時には1/2回転戻しでしたが今回は3/4戻しで安定しました。オイルが混合から分離給油に入れ替わったためだと思われます。
エンジンを掛けてもバッテリーの電圧は上がらず。
それどころか下がっていく一方です。つまり全く充電してません。
最初に、白いチューブを被ったレギュレーターのアース線の付け根のボルトとエンジン本体との導通を確かめます。これはOK。KS2はフレームに2箇所アースポイントがあり、一箇所がここ、もう一箇所がステアリングヘッド右側後方のプラスネジです。この二箇所間がアースケーブル代わりになっているため導通がないといけませんが、これもOK。そしてそれぞれがバッテリーのマイナスケーブルとの間に以下同文。これもOKでした。つまりレギュレーターのアース不良が原因ではありませんでした。
リアキャリアを外し、サイドカバー兼テールカバーを外してエンジンを掛け、レギュレーターからバッテリーへの出力を測ります。
へ?。4V弱しか出てない?。エンジンを回しても電圧が上がりません。
テスターの端子の接触不良もあり、色々いじってたら6.5V弱まで上がりましたが、これじゃ12Vのバッテリーには充電されないわけです。
コネクターも点検。12V化したときにはこのうち一つの端子がきちんと入ってなかったため発電不良を起こしましたが今回はそれは無し。
それではと、エンジンから出ている2本の交流線のそれぞれの電圧を測ってみると、どちらも21V以上交流発電してました。つまり発電機はちゃんと仕事してます。
ならばと、カプラーを外して直接レギュレーターからの充電電圧を測ったら、最大8V。しかもエンジン回転が上がるにつれ電圧が下がるという不思議な状態でした。
ということで、充電不良の原因はレギュレーターの故障と判断し、早速AMAZONで同じ品を探したけど、4年前に1000円で買ったこいつと同じ品は今じゃ5000円もしやがるので、2000円でネジピッチが同じものを発注しました。多分また壊れるでしょうがそのときゃその時のこと。
ただ、同じ4ピン端子、しかもメスカプラーのものは一つもなく全てオスカプラー、しかも6穴(うち外側の4つだけ使用)のしかありません。ということはレギュレーター側も車体側もカプラー交換かあ。めんどくせー。
ということで部品待ちですので、ガソリンコックをタンクから外して直します。
今回交換するのは赤マークした3点です。
なぜか昔に全部揃えてました。いい仕事だ、過去の俺。
レバーのカバーのビス2本を外します。
レバーを外すとパッキンとOリングが入ってます。
ん?。右の穴の内側。
ここに亀裂が入ってます。
レバーの内側には溝があり、真ん中の穴から出るガソリンを両側の穴に送るわけで、溝のない部分でガソリンをオフにするのですが、止まるはずのガソリンが亀裂から漏れたわけです。
左が外したやつ。下の2つの穴が導通しちゃってます。
亀裂は裏までは通ってませんでしたが古い方は厚さも薄くなってました。
新品のパッキンとOリングをコックに入れますが
Oリングはレバーに付けとかないと入りません。
それでもレバーが入らないので、シリコングリスを塗ってから回しながら押し込みました。
最後にタンクとの間に入るパッキンを交換します。ここは以前タンクを外して置いておいたところ、満タンのガソリンがすべて漏れ出したため一度交換してあります。
かちかちになってました。厚さも薄くなってます。
念のため、エンジン組むときに使った余りの耐ガソリン液体ガスケットを溝に塗って
パッキンを入れたあと更に塗り込めコックをタンクに取り付けました。多分これでもれないはず。
あとはレギュレーター待ちです。
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