2級建築士試験への遥かなるいばら道 [職業訓練校とか資格とか]
2級建築士試験の、製図試験へ向けて練習しています。
本試験は11時30分から4時まで正味4時間30分間で、この時間内で当日出題される問題(テーマは7月に発表済みで当日は敷地の条件や面積、家族構成などが知らされます。)をきちんと解釈し、プランニングをし、それを図面に起こさなければなりません。一般にプランニング1時間、製図に3時間、見直しに30分といわれてます。しかし数十年ぶりに製図板とT定規で書いた図面は(もちろん最初は手本を写すところからはじめました。)今の私の実力では、とてもこの時間内で完了させることなどできないことを思い知らせてくれました。(コンピューターを使ったキャドでなら、仕事でずっと使っていたからなんとかなるのに・・・。いまどき手書きで試験なんて・・・。)
なぜなら、通常出題されるのは2階建てまでの木造か鉄骨造、あるいは鉄筋ンコンクリート造の住宅や商店、店舗兼用住宅なのですが、今年は(史上初の!)3階建ての鉄筋コンクリート造の店舗兼住宅。
つまり図面がいままでより1個多いのです。
左端が1階、真ん中が2階、右が3階です。去年まではこれが左2個で済みました。
これは手本を写しただけなのですが、ここまで6時間もかかってしまいました。
しかもこれはまだ終わってなくて、寸法線もまだですし、この下にあと2面、立面図と断面図が必要なので、あと2時間はかかります。
プランニングと見直しを除くと正味3時間。1枚8時間かかっているのに、この半分以下の時間でほんとに書けるの?建築会社に勤めている人って、こんなスピードで書くの??俺には無理だよー。
と、泣き言を並べても試験は9月13日。
何とかめどが付くまでがんばりたいと思います。(私の心は無理無理といってます)
まあ、この鶏頭でよくやったものだと。二級建築士、学科試験終了。 [職業訓練校とか資格とか]
失業生活が3ヶ月になろうとしていた4月。
ユーキャンの資格講座のなかに「二級建築士」があるのを見つけました。
「えーっ、あれって誰でも受けられるものじゃないじゃん。」
二級建築士は国家資格で、高専や大学の建築科を卒業するか、建築関係の実務経験を1年以上(実務のみなら7年)経験している必要があります。ところがそのことは一言も書いてありません。さすがに請求した資料の片隅にほんの数行小さく書いてありましたが。
まあ、これがきっかけとなりまして、4月13日月曜日、名古屋の繁華街にある建築協会で申込用紙をもらい、その場で記入。学校の卒業証明書を添付して、恐る恐る提出しました。
じつはあたくし、昭和53年に、高専の建築学科を1年留年しながらもぎりぎり卒業していたのですが、そんなに古いお話が通用するのか半信半疑でここに来たのでした。周りは学校を卒業したばっかりのにおいがする若者ばかりです。
「はい、問題ないですね、がんばってください」
こうしてずーっと放っていた「二級建築士」への挑戦が始まったのですが。
ごらんのとおり試験は7月5日。たった3ヶ月しかありません。
しかも卒業以来、建築関係の実務経験がありませんので、ほぼゼロからの出発という無謀さ。
しかしこちらは失業者。暇だけはたっぷりあります。
腐って痛む頭に鞭打って、縁側でお茶をすすりながら本屋で購入した過去問題を解きまくる毎日。
(学校には頼らず独学で行くことにしました。だってユーキャンで約5万円、某学園に至っては35万円もいるんだもん。失業者には無理無理)
そして迎える7月5日。
朝6時におきて駐車場のある駅までいき、電車とバスを乗り継ぎ会場の春日井中部大学到着。
35年ぶりのキャンパスにちょっとわくわくしながら教室に入ります。
試験は10時から17時10分まで6時間。この間休憩は昼食の1時間のみ。
まずは10時から1時まで、建築計画と建築法規、2時10分から17時10分まで建築構造と建築施工の4教科を2教科ずつまとめて行います。問題は各教科25問ずつ。全部で100問です。
心底疲れました。終わった時点で明日のジョーのラストシーンを再現したのは言うまでもありません。
試験結果は8月25日に発表です。
とてもできたとは思えなかったため、昨日まで忘れた振りをしていたのですが、ひょっとしたら、万が一奇跡が起こるかも、と気を取り直してネットで回答を検索し答え合わせをしてみた結果がこれ。
建築計画25問中20点。よしよし。建築法規25問中13点。げげ。建築構造25問中19点。ほっ。建築施工25問中16点。やばい。合計100点中68点。60点以上は合格なのですが、実は4教科すべてに25点中13点以上が必要です。(つまり合計60点でも1教科でも12点しかないと不合格・・・。)
で、建築法規が13点・・・。しかもこの答えはユーキャンが独自に出したもので正式なものではありません。たぶん落ちていると思いますが・・・。ナノチューブより細い希望にすがりましょう。
実は、二級建築士は学科が受からないと製図試験(そうです、学科試験はただの門、9月に行われる製図の試験をクリアしないと免許がもらえない、厳しい試験なのでした。)を受けることができません。学科に受かっていたら受かっていたでまたまた頭の痛い日々をすごすことになるのでした。
これで調子に乗って「宅地取引主任」も申し込んでしまいました。だって、誰でも受けることができるし、本屋のレジに申込書置いてあるし。
頭は生きているうちに使おうね。
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