SSブログ

ハイゼットS110V・4WDバン 全部終わったと思ってたのに・・・。クランクプーリーが要交換。 [H9(97)年ダイハツハイゼットバンS110V]

めでたく車検が取れて一段落ついたハイゼットですが、ちょっと心に刺さっていた棘が気になって色んな人のブログを読んでいたら、このままではいずれ大事に至るという結論になりました。


それはこいつ。


IMGP4541.jpg

クランクプーリーです。


IMGP4557.jpg

エンジンの下方にあるクランクシャフトの前端で、発電機とエアコンをベルトを介して回しています。


IMGP4558.jpg

このクランクプーリー、振動を吸収するためにセンター部分と外周部部とがゴムで溶着されていて、保っても20万キロぐらいで分離するらしいのですが、今回の問題はそこじゃありません。


IMGP4560.jpg

IMGP45601.jpg

問題はここ。クランクプーリーをクランクシャフトに固定するキーが折れて、その破断面によってプーリーのキー溝が削れちゃっているんですね。(本来キー溝は下側の幅で上まで貫通してます。)

つまりエンジンの回転トルクに耐えきれず車両正面から見て反時計回りに3mmほど空回りしてるんです。

まあ、ボルトをしっかり締めときゃ位置決めが必要なわけじゃなし、なんの問題もなかろうと思ったわけですが。

ところが他の方のブログではこれの放置でえらいことになってる事例が。

これがどういうことかというと、プーリーを締め付けているボルトも一緒に反時計回りに回っちゃってるわけでして。つまりボルトが3mm分緩んでいるということ。このまま放っておくと、このキー溝が一周分削れてしまい、プーリーと一緒に反時計回りするボルトが一気に緩むんです。ていうか、正確にはプーリーのキー溝にほんのちょっとのガタが出てキーの細い部分が拗じられて折れる>キーが折れてプーリーのキー溝がえぐれてプーリーがちょっとだけ反時計回りに回る>今回のようにプーリーと一緒に少しだけボルトが緩む>減速したときにプーリーが元の位置へ戻るがボルトは戻らない>加速時に締め付けが緩んでいるプーリーがさらに少し空転>更にボルトが緩む>ある程度緩むことでプーリーのキー溝をなめてしまい完全に空転>ボルトが一緒に回って脱落というパターンか。(ブログを何軒か巡っただけでもプーリーが落ちたハイゼットが数台ありました)その結果クランクシャフトも暴れたプーリーによって一緒に削れてしまい最悪クランクシャフト交換となるというものです。クランクシャフト交換イコールエンジン載せ替え・・・・。


CRANKPULLY_640.jpg

すごく分かりづらいですがこれが今回起こってることです。

左の棒がクランクシャフトで、一番上のようにプーリーの廻り止めを下のような半月キーで行っていると思っていました。なのでこの普通の半月キーを、いずれ行うオイルシール交換時のために購入していました。


mono41437146-120831-02.jpg

(普通の半月キー)


mono75371433-180316-02.jpg

ところがダイハツとトヨタはこのような変形キーを使っているのです。このキー、シャフトに嵌合しているのは半円部分のみで、ベロの部分はシャフトに載っているだけでまったく意味がないよなー。


IMGP45601.jpg

でここでもう一度プーリーの写真をご覧ください。真ん中に残っているのがキーの破片。上の変形キーの細くなった部分です。写真上がエンジン側。少し広がっているのが折れたキーの破断面がえぐったあとです。これを見ると、ベロの部分がプーリーだけに嵌合しててシャフトにかかってないのがわかりますよねー。


IMGP46871.jpg

破片を取り出したところ。


IMGP46911.jpg

そしてこっちがベロの部分がちぎれてクランクシャフトに残った半月キー。クランクシャフトのキー溝に数mm残ったキー本体がクランクプーリーのキー溝を削ったのです。つまり取り外した時点で98Nmでしまっていたはずのクランクボルトは、削れた溝の分反時計に回って緩んでいたんですわ。

続きを読む


nice!(9)  コメント(4) 
共通テーマ:自動車

洗濯機に続いて、2014年製のコロナ(!)ファンヒーターFH-G3214E2がご臨終 センサーを掃除して組み立ててみました。後編。 [いろいろ修理してみよう]

前編から続きます。


IMGP5475.jpg

出来上がったバーナー部をブロアーに接続します。


IMGP5476.jpg

ブロワーのゴムチューブをバーナーに差し込みます。


IMGP5477.jpg

配線を適当に整理しておきましょう。(届かない配線は後で外します。)


IMGP5478.jpg

この段階ではゴムチューブに載っているだけなので


IMGP5480.jpg

IMGP5481.jpg

モノコックフレームとなる外板を載せて


IMGP5483.jpg

IMGP5484.jpg

インナーフレームの穴に外板の爪を差し込んで支持します。


IMGP5485.jpg

IMGP5488.jpg

前側の脚も仮止め。


IMGP5409.jpg

このタイミングで燃料タンクを掃除します。


IMGP5410.jpg

IMGP5411.jpg

きたねえー。ネット部分を清掃。


IMGP5412.jpg

燃料ポンプを外します。手前は油面のセンサー。


IMGP5413.jpg

こちらのフィルターも清掃します。


IMGP5416.jpg

ポンプをはずした穴から灯油を抜きます。


IMGP5415.jpg

タンク内部もふきふき。


IMGP5417.jpg

組み付けて燃料タンク完成。

続きを読む


nice!(9)  コメント(14) 
共通テーマ:住宅

洗濯機に続いて、2014年製のコロナ(!)ファンヒーターFH-G3214E2がご臨終 センサーを掃除して組み立ててみました。前編。 [いろいろ修理してみよう]

先日バラバラにしたファンヒーターを清掃し組み付けました。運が良ければ治るかも。

まずは最後にばらした、燃焼に必要な空気をバーナーに送るブロアーの掃除と組付けから。


IMGP5379.jpg

ファンヒーターの後ろにある給気口から入った空気は


IMGP5389.jpg

タンク底面にあるダクトを通り


IMGP5381.jpg

IMGP5377.jpg

底面に開いた穴からファンによってタンクに吸い込まれます。


IMGP5383.jpg

そうしてこのダクトを通ってバーナーへと押しだされます。


IMGP5382.jpg

まずはファンのお掃除から。


IMGP5385.jpg

これでいい?


IMGP5388.jpg

IMGP5386.jpg

タンク内もお掃除して、5本のビスでモーターの付いた上蓋を組み付けておきます。


IMGP5392.jpg

ファンヒーターを置くベース板も掃除して


IMGP5394.jpg

この4個の四角穴に


IMGP5391.jpg

IMGP5390.jpg

IMGP5380.jpg

ブロワーのオレンジの爪4個を差し込みスライドさせて、黄色の穴にビスを刺して固定します。


IMGP5400.jpg

これでブロワーを固定できました。


IMGP5363.jpg

次にこの燃焼筒とバーナーを結合します。


IMGP5418.jpg

バーナー本体。ファンヒーターの心臓部。キャブレターに当たる部分です。手前の2本の棒は予熱用のヒーターです。


IMGP5421.jpg

バーナーのフランジにある長穴に


IMGP5419.jpg

燃焼筒のこの突起を差し込んで


IMGP5424.jpg

IMGP5425.jpg

ぐいっと回して固定します。ただこれだけだと反対に回すと抜けちゃいますので、裏からボルトで固定しないといけません。


IMGP5426.jpg

燃焼筒側から覗いた底の部分にカップ状の部品を置きます。炎が横に広がらないようにするための部品みたいです。


IMGP5430.jpg

バーナーのここの突起を切り欠きに合わせます。


IMGP5429.jpg

IMGP5428.jpg

IMGP5427.jpg

バーナーのキャップを真ん中に置きます。固定はありません。ただ載ってるだけです。


IMGP5434.jpg

IMGP5433.jpg

金網のすすを落として


IMGP5435.jpg

キャップにかぶせて3本のボルトで固定します。


IMGP5436.jpg

基本的にこのファンヒーターに使ってあるのは、すべて同じ寸法の先の尖ったタッピングビスですが、ここの3本は炎の中専用のボルト(ピッチの粗いタッピングビスではない)で熱で焼けてます。ブラケット固定用の2本も同じ専用ボルト。

続きを読む


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

洗濯機に続いて、2014年製のコロナ(!)ファンヒーターFH-G3214E2がご臨終 とりあえずゴーストの囁きに従って分解してみました。後編。  [いろいろ修理してみよう]

*前編から続きます。


IMGP5313.jpg

これでバーナーユニット+燃焼筒が外れました。


IMGP5314.jpg

IMGP5316.jpg

バーナー部分。左へ回すと燃焼筒から外れるようですが


IMGP5315.jpg

あらら、内側からビスで廻り止めしてやがる。つまり燃焼筒側からこのビスを抜かないとバーナー部分が回らない。白いのは燃焼状態を監視するセンサー。


IMGP5317.jpg

こいつ知ってる。温度ヒューズだ。高温になると電気を遮断するヒューズです。


IMGP5318.jpg

こいつはイグナイターでしょう。点火させる部品です。つまり右の白いのが点火プラグ。


IMGP5319.jpg

IMGP5320.jpg

ビスを外し燃焼筒のカバーをぐいと開げながら


IMGP5321.jpg

持ち上げながら抜きます。


IMGP5322.jpg

あとここが抜けどめになっているので、この溝につばを合わせて奥へ抜きます。


IMGP5323.jpg

カバーが取れましたー。


IMGP5324.jpg

燃焼筒が露わに。あと少し。


IMGP5325.jpg

IMGP5326.jpg

爪を起こして


IMGP5327.jpg

上へ持ち上げて外します。(矢印は関係なかったです。)


IMGP5328.jpg

燃焼筒の蓋が取れました。

続きを読む


nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

洗濯機に続いて、2014年製のコロナ(!)ファンヒーターFH-G3214E2がご臨終 とりあえずゴーストの囁きに従って分解してみました。前編。  [いろいろ修理してみよう]

KS2の過大なギアオイル消費を治すためエンジンを分解することにしたんですが、できれば楽な姿勢で作業を行いたいと思い、玄関横の物置を片付けて、台所で物置棚と化していたスチールデスクを運んできて置いてみました。何しろバハの作業やBMWのセルモーターのオーバーホールなんか床にお店を広げて座布団に座ってやっていましたからねえ。


IMGP5126.jpg

片付け前。カオスです。右側には数十年分の月刊漫画雑誌が山積み。捨てるに捨てられなかったんですが、私が死んだらごみになるし、何より本は家賃を払いません。血の涙を流しながら捨てることにしました。まず床が見えるようにします。


IMGP5141.jpg

なんとか床が見えてきました。この部屋はもともと牛小屋だったようで土間だったところを自分で床を張り、壁も壊して断熱材を入れた上で本棚を作り付け(というか本棚自体がツーバーシックス材で組み上げた壁になっている構造)オートバイを2台置いてました。が、いつの間にかゴミ置き場に・・・・。

IMGP5168.jpg
頭の上の自転車も片寄せ通路を確保。しかしまだ本が右に山積み。

IMGP5142.jpg

左奥に注目。


IMGP4963.jpg

ここを片付けて


IMGP5143.jpg

結局捨てられなかった雑誌は奥に積まれることに。いえ、いずれ捨てます。決心つくまで待ってね。


IMGP5248.jpg

で、一人でえっちらおっちら苦労して、台所に死蔵していたスチールデスクをここに設置。この上でエンジンを分解します。がその前に。


IMGP5249.jpg

IMGP5366.jpg

先日深刻なエラーが発生し、廃棄処分が決まったコロナのファンヒーター、FH-G3214E2を分解して、あわよくば修理してみたいと思います。


IMGP5367.jpg

出たエラーは「HH」点灯。メーカー修理らしいです。

ふふふふ。

続きを読む


タグ:FH-G3214E2
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

NECの洗濯機がご臨終?排水不良が原因か? [いろいろ修理してみよう]

IMGP5180.jpg

以前(2017年6月)排水パイプが繊維くずで詰まって、脱水不良になった我が家のNEC製洗濯機。記事はこちら


IMGP5182.jpg

数日前にまた洗濯行程が脱水より先にいけなくなりました。

どうやら排水できないために脱水行程に行けない模様。

また排水ホースの詰まりかとホースを外してみましたが詰まってません。


IMGP5184.jpg

蓋を開けると回転が止まる安全装置が外れたかと裏蓋を外して見ましたがどこもおかしくありません。

さあ困った。エディオン行って新しい洗濯機を買ってこないといけないようです。

続きを読む


nice!(10)  コメント(6) 
共通テーマ:住宅

にほんブログ村 バイクブログ バイクいじりへ
にほんブログ村
にほんブログ村 車ブログ 車 修理・整備へ
にほんブログ村
にほんブログ村 バイクブログ BMW(バイク)へ
にほんブログ村