自転車パーツは精密部品。シマノ105のブレーキアーチオーバーホール [ZUNOWの自転車など]
ミヤタのロードについているシマノ105のブレーキをオーバーホールしました。
今となっては旧型の105。デュラエース、アルテグラに次ぐ3番目のグレードです。
昔のサイドプルからすると、不思議な構造です。
まずここのナットをスパナで固定して、ヘキサゴンスクリューを外します。
中の部品を落とさないよう。
ここのイモネジを抜いておきます。ギザギザのナットは手で緩みます。
ただのワッシャーだと思っていたらなんとベアリングです。
バラして洗浄したらグリスアップして組み付けていきます。
スプリングの組み付け時に右上に見える青いブッシュの上下を換えるとバネが強くなります。通常はこの向きで。シマノの上級機種はメッキの質がいいので、これぐらいのサビはスチールウールで落ちます。
このボルトを介して短い方のアームにもテンションをかけてます。
綺麗になりました。当然前後ブレーキともオーバーホールします。
ヤマト運輸に荷物を取りに行ったらこんなものが。ボーリングの先端工具です。海底トンネルはこれの超大型版で掘っていきます。
忘年会なんて大嫌い。 [ZUNOWの自転車など]
金曜日は忘年会でした。
酒は飲めないので食べるだけ。
ひたすら食べるだけ。しかも2次会でも食べ続け、最後の締めでラーメン。
どうして酒飲みは最後にラーメン食べるんでしょう。腹いっぱいで、もう口からラーメンが出そうでした。
しかもそのラーメンが徳島ラーメン、別名すき焼きラーメン・・・。肉たっぷりでもう勘弁って感じでしたが、生来の貧乏人。残すのはポリシーに反します。
その付けはどっかで払わなければなりません。
で、本日も自転車。午前中雨だったので、上がってから出発。でもさっきまで手に持っていたはずの手袋が見つかりません。家中を探しましたが見つからず、軍手をして出発。こういうときは、バイクのキーが見つからず、スペアキーでカタナに乗ったまま帰らぬ人になってしまった秀吉の例があるので、出かけないほうがいいのかも(わからない人ごめんなさい)
さらに本日は天気も安定していないため、近くのハム工房まで行きます。本日の相棒もサターンです。
いつもは満員のこの店も、さすがに雨上がりなので誰もいません。ダイエットのため何にも食べない・・・・つもりでしたが、ここのジェラードは絶品です。
イチゴのミルフィーユ 250円。さくさくしてとってもデリシャス。
外に出るとまた誘惑が。
つきたてもち海苔巻き100円と、ぜんざい250円です。
帰り道。左奥の切り通しまでずっとのぼりです。ジェラードとぜんざいをここで使いました。
手袋ですが、最初に使おうと思って、容量不足で使うのをやめたフロントバッグにしっかり入ってました。記憶容量が日に日に少なくなっているのが悲しいです。
さあ来週もがんばろー。
本日の走行時間3時間。走行距離23KMでした。
ほんとに復活!ツノダのサターン!道の駅に到着。 [ZUNOWの自転車など]
先週、見事に玉砕した、メタボ対策のための道の駅訪問。
今週こそはと出発準備します。
ここでギア板をとめるボルトが手で回るのを発見。しかも全数。よくこれで先週走れたもんです。
ついでにメーター誤差を修正。これがついていたのは650X38Bだったけどサターンは32B。
直径で12mm違うので、ホイール1回転で進む距離は一周で4センチほど短くなります。
で出発が遅れに遅れて12時過ぎ。
先週の峠には同じ1時間で到着するも、先週と違い体力気力とも充実!いよいよ未知の世界へ。
今回新兵器を投入しました。ずっと前登山用に買ったガーミン。地図は出ませんがGPSで測量した標高がでます。電池が20時間ぐらいもつので、自転車なら車用のハンディナビより使い勝手はいいですね。
標高はプロトレックの気圧高度計だと530M>GPSでは515Mに。
距離は8.7KMに。ということは先週は10KM走れなかったということかあ。
ここから豊田市から岡崎市に変わります。平成の大合併の前は下山村と額田町の境でした。なぜここを撮ったかというと。
旧額田地内に入ったとたんセンターラインは消え、歩道も無くなります。額田町時代はとっても貧乏で山間の道にまで予算が回らなかったようです。岡崎市と合併したためバイパス工事が始まってます。
で旧額田町から新城市に入ります。ここからは旧作手村となります。村時代からお金持ちなのか、額田から作手になったとたん下のような道となります。
301号線の下山側。平地に見えますがこっちに向かって緩やかに下ってます。ということは帰りは奥に見える山と山の間まで当然上るわけで・・・・。
じつはここ。この前の死亡事故現場です。しかも歩道を走っていると別の場所でも合計で3か所花束を踏みそうになりました。つまり今まで最低でも3件死亡事故があったということです。よくカーブを曲がれずに事故というニュースがありますがあれは少数ですね。こんなまっすぐの2KM先が見える道でこそ死亡事故が起こるのです。
ほとんど人が歩かない歩道に作られた、この頑丈なガードレールがそれを物語ってます。
新城側。ここからずっとこういう道が続きます。
見渡す限り緩やかな下り坂です。帰りのことを思うと憂鬱になります。
横を向くとこういう感じ。
ここが恋焦がれた道の駅「作手(つくで)手作り村」。寒いためかさすがに自転車はいませんでした。
到着は午後2時13分。標高475M、距離25KM。気温14度。
帰りのガソリンを入れます。そば 600円。
ここの名物、地元産トマトで作ったハヤシライス、700円。これはさしずめハイオクですね。
おっと添加剤も。
これまた地元産のトマトを練りこんだトマトソフト300円。ねっとりとしておいしかったァ。
外に出るとコルナゴ、ピナレロなど総額数百万円になろうかというロードレーサーが止まってます。
同世代の方でしたが、なんとこれ以外にオールドパーツでTOEIのランドナーをオーダーしたとか。しかもコルナゴを買ってから自転車を始めたとのこと。なんでそっちにいくのー。
3時発。すでに道が凍結してます。来るとき快適なな下りだった道は当然上り。冷えきった体には、みとおしがよく道がいいだけに逆にこのだらだら上りはこたえます。
4時峠着。気温・・・・・2.5度・・・。3時までは14度あったのに・・・。山の日の入りは早いッス。
ちなみにこのカシオのプロトレック。時間、温度、高度、コンパス付きの優れもので、経年変化でベルトが切れても自分で電池交換して使い続けてます。
ここからは下り。全速で飛ばして4時40分家着。
走行距離52KM。サターンはその役目をちゃんと果たすことができました。
氷のように冷え切ったつま先をストーブに。あっちっちっち。
復活・・・したのか?ツノダのサターン??? [ZUNOWの自転車など]
日曜日朝。
そこそこのいい天気ですが、風が強く、それが冷たいときてます。
しかし母に健康診断の結果をみられ、自転車復活を宣言してしまった手前、出発せざるを得ないわたし。
そうこうしているうちに11時。
やっと重い腰をあげ復活したばかりのランドナーにこれまた数年眠っていたほぼ新品のバッグをつけます。
こっちがフロント。暑いのやら寒いのやら判断がつかず、ウインドブレーカーや防寒具を一式持って行きます。
こっちがリアのサドルバッグ。工具とパナソニックのエアポンプが入ってます。
あと今回の新兵器。
Fフォークにはこれ。
実はコードレスのメーターでした。上の写真はセンサーで、スポークについたマグネットの磁力をホイール1回転ごとに拾います。その信号を無線でハンドル上のメーターに送るのです。
家を出て、国道301号線に出てゆるいのぼりをよっこいしょって感じで走ります。
目標は25KM先の道の駅。
バイクなら30分弱で着きますが、自転車だと2時間はかかります。
なぜならずっと登りだから・・・。
「おおっ意外といけるじゃん」
・・・・・・・。
いけるわけがありません。何しろメタボなんですから。
最初の峠についた時点でもう負け。心が負け。
この峠を越えて一度下ってしまうと帰りも又上りです。
「ふふふ、今日はここまでにしてやろう。来週こそまってろよ、道の駅!」とわけのわからないことをほざき道端にへたり込みます。
メーター表示。標高535M。距離・・・・・10KM。走行時間たった1時間。なさけねー。
この辺、三つ子の魂百までとはよく言ったもので、学生時代、愛知県から標高1500Mの治部坂峠を越えて信州へ旅立った時のこと。愛知と長野の境の同峠で今回同様の理由で数時間悩み引き返したことがありました。駄目人間は年を重ねても駄目のままです。
今まで登ってきたので180度向きを変えるとずっと下りです。
でもあまりにもしゃくだったので脇道に入り林道を抜けることにしました。
杉林バリバリですが、家から数KMの場所です。
ここで問題発生。
変速機を軽い方へシフトすると「がしゃがしゃーん」と音がしてチェンが外れました。
どうやら30年近く眠っていた後ろの変速機が、チェーンのたるみを取るのを拒否した模様です。
久々にトゥクリップとストラップで足を固定していたんですが、いつものクリップレスペダルのように足をひねるも当然はずれず(今のレーサーについているペダルは、スキーのように靴を固定し、足をひねると簡単に靴がはずれます)。
どんがらがっしゃーんと自転車ごとひっくり返りました。道路わきに堆積している紅葉の葉っぱに軟着陸して事なきを得ましたが。
よく点検してみると後ろの泥除けはがたがたいってるし、あちこちゆるんでいるようです。
工具を取り出し微調整と増し締め。
小さな峠を越え、今の自転車とは比較にならないぐらい全く効かないブレーキを、握力で抑え込み下ったら、さっき脇道に入ったところから数百メーターの場所に出ました・・・・・・。
家の前の最後のだらだらのぼり坂についた頃はもう気力も体力も尽きて、結局押して歩く羽目に。
こうしてメタボ対策とは名ばかりの、気持ちだけは100KMは走った自転車デビューは終わりました。
来週こそは道の駅まで、・・・いや、15KM地点まで・・・、せめて峠の向こうまで・・。
追伸:お尻がひりひり・・・。椅子に座れません・・・・。
復活!サターン! [ZUNOWの自転車など]
先日メタボ対策で自転車を使おうとして、結局ばらしてしまったため、倉庫にもぐりこみ使えそうな自転車を探しました。
で、出てきたのがこれ。
私の世代の人ならきっと聞いたことがある「つんつんツノダのティーユー号♪」。
それの上級版だった「サターン」。1980年ごろのオーダーメイドです。
1970年当時いろんな自転車メーカーがありましたが、ほとんどのメーカーがフラッシャー付きの自転車と同時進行でオーダーメイドを行ってました。
これは5年ほど前にオークションで購入したロードレーサー(ブログ内で紹介済み)のおまけにいただいたものです。
その当時はロードレーサーに夢中で、しかもおまけということで、ほとんどその存在を忘れておりましたが。
今回引っ張り出してみたらすごい部品の集合体でした。
サドルは当時とても手が出なかったイギリスはブルックスプロフェッショナル。が買えない人の御用達だった、藤田プロフェッショナル。その中の最高級品の銅鋲止め。それを支えるピラーはコンペのマイティの2本締めです。
BBを含むクランク周りは当時でも入手しにくかったストロングライト49D。しかもチェーンリングはさらに手に入らなかったサンプレックス製です。ペダルは三ヶ嶋シルバンロードかな?
レバーを含む前後変速機はユーレーサクセス。一部チタンの上級品。(だと思います。なにしろ当時のユーレーの資料が無いんです)
ハンドルは非常に珍しいフィリップ。たぶんロード用です。ステムは吉貝コンペ。1枚目の写真で妙にハンドルが高いのはこのステムがむちゃくちゃ長いためです。何とか低くしようといっぱいに差し込んだのですがこれ以上はいりませんでした。後で対策を考えます。
ツノダのマーク。
と、サターンのマーク。
ブレーキは定番マファックではなく、当時国産最強だった島野600。この造形が気に入っていたそうです。
オーダーの証、泥除けの隠し止めとブリッジのひし形補強板。
これまたオーダーの証。ブレーキワイヤー内蔵処理と2本巻きクローシートステイ。ラグはイタリアンカット。塗装はパールピンク?
ハブはサンツアー。スポークはステンレス14番のプレーン。リムはスーパーチャンピオン650B。タイヤはもうほとんど現存していないであろう、ウォルバースーパーランドナー650x32B。当時ものなので新品なのにヒビだらけです。まあすぐに破裂することはなさそうなのでしばらくこれで。
ヘッド小物は丹下レビン。
今回の復活でつくづく思ったのですが、高い部品は軽く磨くだけで復活しました。
さびが出ていても軽く磨くときれいに落ちるのです。めっきの質がすごいです。
1980年当時でおよそ20万円かかっているはずですが、30年たった今でもタイヤを換えれば北海道まででもいけそうです。1年あたりの償却は1万円以下。安い買い物なのでは。ってただでもらった私が言ってもねえ。
さて今回一箇所だけ部品を変えました。さてどこでしょうか。これだけで1枚目の写真にあった間延びした感じがなくなったと思います。
そうです。ハンドル周りを分解した自転車からいただきました。年代も部品構成も似たもの同士だったので数分の時間で交換完了。特にブレーキレバーが同型だったためワイヤーを交換することなく装着できました。(メーカーが違うとワイヤーの付け根のワイヤーを受けるカップを入れ替える必要があります。)
ただひとつの欠点。それは私の身長ではフレームが2インチほど小さいこと。
そのせいでランドナーなのにやたらハンドルが低くなってしまいました。まあこれはこれでかっこいいですが。
あと、このランドナーをいじってるうちにオークションに介入してしまいまして。
こんなん買ってしまいました。
私が中学生ころ発売されたカンパニョロのグランスポーツです。手に入ったときは小躍りしたくらいあこがれ続けた初恋の人。今度はこれが似合う自転車を・・・・・・。どこに行こうとしてるんだ俺・・・・・。
35年目のオーバーホール*愛しのZUNOWランドナー [ZUNOWの自転車など]
健康診断でメタボ宣告を受け、「食生活の改善と、運動を!!!」ときつくいわれました。
何しろ中性脂肪が、健康といえる上限値120ぐらいをはるかに、というより「死ぬぞ」といわれる850もある!といわれ、一番身近な自転車復活を目指し、倉庫から引っ張り出したのがこれ。
今52歳の私が16歳のときに自分で組んだランドナー、ZUNOW。
最新のロードももっているのになぜこれ?
ウェアが似合わないんです。あのぴっちり姿が。脂肪たっぷりの腹が釣り下がったあのポジションが。
これだったらぼってりした服が着れます。いや、切実な問題なんです。このことが。
で、引っ張り出したのはいいんだけど、最後に乗ったのが3年前のゴールデンウィークの四国はしまなみ海道。
輪行したのでフレームが傷だらけで猛烈にさびてます。
そこで思い切ってフレームを塗装することに。
それにはフレーム単体にする必要がありますので10年ぶりぐらいに分解しました。
こんな感じにさびてます。下地にまで及んでそう。
まずはブレーキ周りや変速機周りのワイヤーを抜きます。
さて、もともとフランスやイタリア生まれの自転車パーツには特殊なサイズのボルトやナットが使ってあり、特殊工具が必要になります。(といっても15mmや9mmのスパナがメインですが)こいつはミカシマから発売されていたペダルレンチ。文字どおり輪行の際ペダルをはずすための工具ですが、携帯するため二つに折れるようになってます。ペダルをはずさなくても輪行できるようになった、今でもあるのでしょうか。ちなみにペダルのねじは右ペダルは右ねじ、左ペダルは左ねじになっています。これはクランクを回した時にねじが締まる方向だからです。
これは実はペダルだけではなく,輪行ではずすハンドルステムもはずせるようになっています。ハンドルは日東ランドナー、ステムは吉貝のコンペです。会社なくなっちゃいましたねー。
しかし今はこんな便利なペダルがあります。根元の黒い樹脂クリップをはずしてぎざぎざの部分をクランク側に押し込むとと手でペダルが抜けます。ミカシマ製。
ブレーキワイヤーを吊るこの金具は9mmという通常使わないねじでとまっています。
ブレーキワイヤーはフレームの中を通ります。
フレームパイプをつなぐラグはフランスのナベックス社製のコンチネンタルカットラグ(唐草模様とでもいうのでしょうか。これに対してシンプルなイタリアンカットラグ、ラグなしでフレームつなぐラグレスがあります。)ナベックスっていまでもあるのか?
次にブレーキ本体をはずします。
ブレーキはフランス、マファックのタンデム(2人乗り自転車)用。通常品と比べるとアームが長いです。このボルトもフランスサイズ。しかも頭の厚さが3mmほどしかないなのでぴったり合ったスパナが必要。なめてしまったら当然市販品のボルトは使えません。慎重に慎重に。
お次は一番大物、クランク抜き。まずはキャップをはずしますが、なぜかペダルレンチに工具がついてます。クランクは今はなきスギノのプロダイナミック。ギアはフランスのTA製。当然TAのクランクというものも存在しますが学生当時は高くて買えませんでした。クランクキャップは当時の純正です。
これがクランク抜き工具。
ボルトをはずした後ねじ込んで、反対側を締めこむとクランクが押し出されて外れます。
クランクはこういう風に勘合してます。ここのねじ(ベアリングのワンといいます。)はペダル同様、右側が右ねじ左側は左ねじです。これも緩み防止のためです。通常左側をいっぱいにしめこみ、右側のワンでベアリングのあたりを微調整します。しかし今ではシールドベアリングを使った一体式のモジュールを、左右のねじでフレームに留めるだけでスムーズにクランクが回転する方式が一般的です。
年季が入ってます。歯数はキャンピング仕様の46X28。こちら側の雌ねじをはずすには特殊な工具が必要です。
このあとチェーンを切り、変速機(ディレーラーといいます)をはずします。
フロントリアともフランスのサンプレックス。メーカーはなくなったようですね。
あと泥除け(フランス、レフォール製)やダイナモ発電機(フランスソービッツ)、ライトコードなどをはずして今日はおしまいです。
実はあとクランク軸を抜くという大仕事が残ってますが、専用工具が行方不明で後回し。
まずはさび落とし。つらいなあ。
30年物のロードレーサー その1 [ZUNOWの自転車など]
家のどこかで眠っている自転車たちをちょこちょこ紹介してみようと思います。
数年前にオークションで発見、一目ぼれして購入した、名古屋イシハラのフルオーダーロードレーサーです。
購入動機その1:コロンバスパイプである。しかも希少な特殊なパイプを使用している。
購入動機その2:カンパニョロのエンド、ワイヤーリード、ヘッドパーツである。
購入動機その3:にもかかわらずカンパのパーツを使わずサンツアーシュパーブプロの限定品フルセットだ。
購入動機。。。えーいめんどくさい。一目ぼれに理由はいらねーよっ!。
というわけで乗らないままでいましたが今日初めて道路に。
9.8kgという車重は、当時としては超軽量。
にもかかわらず超重量車のような猛烈な直進性はすごいの一言。
羊の皮をかぶった、麗しの白い美女といってもいいでしょう。
自転車でもGPS [ZUNOWの自転車など]
今回、前に紹介した自転車で故郷の佐賀の写真を撮りに行くことにしたのですが、愛知に出てきて40年もたっているので、道案内のためハンディGPSを持っていくことにしました。
MIOJAPANのP350という機種で、オートバイ用に買ったものです。
購入時、車のHDDナビの地図をバージョンアップする必要に迫られたのですが(すでに完成している伊勢湾岸、東海環状などの高速が地図上にないので不便)、バージョンアップに25000円かかるため、安いやつがあればナビごと買ってたほうがいいのでは?と思ったのです。
49800円というかなり安めの価格にもかかわらず、自動車用とバイク自転車に登載するためのブラケットと電源をすべてセットしているため、充電すればすぐ使えます。
本体はPOCKETPCというPDA(電子手帳?)で、WINDOWSMOBILE5.0という、CEベースのOSを搭載し、GPSは1個のソフトとして起動して使います。
写真は自動車用の吸盤固定のブラケット。
自転車用とオートバイ用は兼用で、保持部分のみをハンドルにバンドで固定します。
購入してよかったと思う点は以下のとおり。
*充電式でアンテナ内蔵なので本体だけで使える。
*すべての操作をタッチパネルで行える。
*この大きさで全国すべての地図を内蔵している。
*駆動部分を持たないので、衝撃に強い。
*外部アンテナが付属しているが、内蔵アンテナだけでも車のドリンクホルダーに置いた状態で衛星を拾う。
*PDAなのでワードやエクセル、予定表などを搭載している。
*速度表示ができるため、自転車のスピードメーターとして使える。
*シガープラグ、100Vプラグとも付属しているので電源に困らない。
*IEを搭載しているのでSDカードタイプの無線アダプターを追加すればネット閲覧ができます。ただし画面サイズがこんなんだから見にくいったらありゃしないけど。
*ソフトが全て本体にインストールされている。さらに新規ソフトのインストールには外部SDカードを使えるため、記憶容量が不足することはない。
逆に欠点は
*なにが電気を食うのか、自転車で使う場合、1回の充電で表示を出しっぱなしだと実測2時間ぐらいしか使えない。省電力モードにすると、一定時間で画面が消え、画面を触ると再表示するのだが、同時に触ったところに地図が移動して、案内が止まってしまう。そのたびにいちいち案内開始ボタンを押すことになる。ただ、これは画面じゃなくGPSの立ち上げボタンを押せば再表示することに気づいたのでまあいいか。
*液晶がバックライト式なので明るくすると電気を食う。暗くすると昼間は見えないというジレンマと戦うことになる。
*自転車用とうたいながら、防水性が全くない。
*表示されるボタンが小さいので指先で押しにくい。
*時々メニューボタンが消えてしまい操作できなくなる。
*徒歩、自転車、自動車と3個のモードがあるのだが、自動車モードだと運転中操作しないという大原則に従うため、完全に停止しないと画面操作できない。しかも、GPSの現在地表示が不安定で実際は止まっていても動いていると勘違いするため、一切の操作ができなくなる。
*登録している地点(たとえば自宅と会社)間のルート検索をする場合、メニューを開く>検索メニュー>登録スポット>ローカルスポット一覧>会社>目的地に登録>登録OK?>OK、自宅>開始地に登録>登録OK?>OK、ルート検索という手順をきっちりやる必要がある。これが面倒臭い。経由地点を入れたらさらにつらくなる。
*セットした目的地の方向が矢印で表示されない。現在位置からどっちへ行っていいのか分からないので自転車ではこれは困る。多分これが最大の欠点。
*WINDOWSの仕様か、勝手に電源が入り電池を消耗していく。
*SDカードを挿すと勝手に電源が入ってしまう。そのため、スロットからアンテナ部分が突出す無線アダプターを挿しっぱなしにしておくと、ケースで押されて電源が入ってしまう。抜いておけばいいのだが・・。
こんなところかなあ。
今回佐賀市内から佐賀空港まで約20KM走ったのですが、なんやかんやいいながらもしっかり役に立ちました。
ただ、こいつ姉妹機にC310というGPS専用機がありますが、GPSとして使うのならこちらがおすすめ。WINDOWSMOBILE5.0はバグります。C310は実績のあるCE搭載です。
しかも同じフルセットでも4万円そこそこでで購入できます。
大は小を兼ねません。単機能が一番!。
ただし、私のがまあまあ問題なく動いているだけで、MIOのサイトでフォーラムをのぞくと結構トラブルもあるみたいなので、一度全部目を通してみて下さいね。
http://www.mio-tech.jp/products/index.html
ちなみに下の写真、北海道ではありません。
佐賀空港と佐賀市内を結ぶ道。(撮影者の背中側に空港があります)
なんとここから8KMぐらい直線道路が続きます。
完全な平地で高い建物がないため、左奥に約12KM先にある県庁の建物が見えます。
写真の位置はここ
GPSいらねーじゃん。
40年ぶりにふるさと佐賀へ [ZUNOWの自転車など]
2006年8月10日午後5時、山積みの仕事をすっぽかして、ふるさと佐賀に向かって出発した。
今も現役 1972年製 ZUNOW:ズノウランドナー [ZUNOWの自転車など]
昨年の5月の連休以来、1年ぶりにランドナーを引っ張り出し、故郷の佐賀へ行ってきました。
佐賀行の日記はこちら 途中で力尽きてます。
https://ducatimhr900.blog.so-net.ne.jp/2006-09-07
片道は帰省する同僚の車に乗せてもらい、帰りは気ままに新幹線でという計画です。
さてこの自転車、16歳のときに2年分のバイト代をつぎ込み、1972年にフレームを購入して自分でパーツを組んだ物で、それからすでに34年も経っておりますが、数年前レストアをし、パーツを入れ替えながら現役で走ってます。
作成当事からの部品および交換部品は以下の通りです。
フレーム:ZUNOW(ズノウ) 1972年セミオーダー 560mm 石渡022フルセット コンチネンタルカットラグ ナベックス650Bクラウン マファックカンティ台座 サンプレックスWレバー台座 ストレートドロップアウトサンプレックスRディレーラー台座 ボトル台座 ポンプペグ ブレーキワイヤー内蔵 コード内蔵 マッドガード隠し止め 輪行用ヘッド小物 プロダイW用BB 塗装1回やり直し
サドル
フジタプロフェッショナル革サドル
サカエロイヤルピラー
サンプレックスシートピン>>>クイックレリーズに交換
変速関係
F変速機:サンツアーサイクロン>>>サンプレックスプレステージFディレーラー
に交換
R変速機:サンプレックスプレステージ>>>スーパーLJに交換
Wレバー:サンプレックスプレステージ>>>同じ物の新品に交換
クランク:プロダイナミック 165mm
チェーンリング:TA 46X28
ペダル:ミカシマクイル>>>三ヶ島イージーペダルに交換
トゥクリップ:三ヶ島スチールLサイズ>>>同じ物の新品に交換
ストラップ:クリストフ革>>>新品に交換
ホイール(自分で組んだ)
スーパーチャンピオン650B
星ステンレス14番プレーンスポーク
サンシン スモールフランジ クイックレリーズハブ
ウォルバー650X42B>>>ナショナル650X38B>>>三ツ星650X38B
チューブ 三ツ星650X38B
ブレーキ
マファックカンティ>>>マファックタンデム用に交換
シューシマノカンティ用
ステンレスワイヤー
滑車チドリ
アウター ステンレススプリング
ダイヤコンペ フーデットレバー アジャスター、クイックレリーズ付
ハンドル
日東ランドナー(上下平行)
GB 65mmステム
アルミ チンカンベル直づけ
綿テープ
メーター シマノワイヤレス
ソービッツ6V3Wダイナモ
ソービッツライト
キャッツアイ反射鏡
レホール650B亀甲ガード
カン付クイックレリーズねじ
アルミ Uステー
ニットー8mmカンティ用パイプキャリア
Fバッグ カンガルー
今回の旅行用にナビを購入しました。
ミオ C350
まあこんなところです。
まだまだ現役でいけそうです。
当時でフレーム8万円、部品代7万円、計15万円かかりましたが、34年も持てば十分お釣りがきます。高ければ大事にしますから、安物は買わないほうがいいですよ。
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