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2020年問題発生 [カメラ、写真]

腐るほどあるフィルムカメラをオークションで処分しようと動作確認してたんだけど、とんでもないことが発覚しました。


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1995年発売、この頃のペンタックスMZシリーズ。性能は申し分ないのですが耐久性に難有りで。


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ミラー駆動用のスプロケットがモーターのシャフトから滑ってしまいミラーが降りなくなるという故障が定番。(まあ、このプラスチックのバヨネットレンズマウントが付いてる時点で耐久性に疑問があるわけですが)


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あと、このフラッシュポップアップ機能が樹脂部品の破損で上がってこない事が多いらしいです。(このいかにもプラスチックでございというボディが・・・以下同文)


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幸いこの写真の個体はどちらも大丈夫でした。液晶表示も問題なし。シャッターなどもきれいです。

が。ガラケーのカレンダーが2019年12月31日までしかないというのがいわゆる2020年問題らしいのですが。


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日付焼き込み用の電池を入れ替えて日付を合わせようとしたら2019年12月31日の次は


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1995年1月1日に。

これはこの頃のフィルムカメラ全般に起こりうるらしいです。というか、少なくとも手持ちの日付焼き込みカメラで最長だったのが2020年12月31日まででした(笑)。作られてから25年。そこまで使うなよってことでしょうけど。


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あと、富士フィルムのティアラズーム。初期の北海道ツーリングで使っていたティアラのズーム版です。全金属ボディで写りが抜群に良いので気に入ってたのですが。


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当時の最新技術だった液晶表示がダウンしてます。このカメラ、フィルム残数や露出補正値、日付設定など、すべての操作結果がここに表示されるため、他の機能に異常はなくちゃんと写るのにも関わらず、カメラとしての価値はゼロとなってしまいました。これ、オークションにでているやつほぼ全数同じ状態なので欠陥といってもいいでしょう。まあ、スイッチ入れてシャッター押せばあとはカメラがやってくれるので、露出補正とかの余計な操作をしなければまだ使えますが。(フラッシュが常時発光なのでオフにしたいときに液晶表示が必要です)


ということで、オークションに出せるのは完全機械式で金属ボディ、液晶を使ってないもののみ。キャノンF1やオリンパスOM1、ニコンF3(こいつらはシャッターが電池式だけど)、ハッセルブラッド501Cぐらい。オートフォーカス、樹脂ボディのフィルムカメラはほぼ全滅でした。つまり高価な電子部品を使ったゴミでしかないという・・・。といって捨てるのもなあ・・・・。


機械の進歩は人を幸せにしない・・・。


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真っ先に買い手がついたのがこれ、傷一つないオリンパスOM-1D。全金属で美しい・・・・。

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