ブレーキの張り付き、固着を解きましょ。23年ぶりの本格整備。 [89'SUZUKI GSXR250RK]
車庫内で移動させようにもフロントブレーキが固着して動かないGSXR250R。フロントブレーキのピストンの揉み出しをやりました。マスターシリンダーも固着してるし、キャリパーのピストンの固着を解くのも大変でしたが、対向ピストン4ポッドなのであっちを押せばこっちが出るということでそっちも結構大変でした。
まずは右キャリパーを外します。パッドがディスクに張り付いていて引き剥がすのも一苦労。
最初はレバーを引くことすら出来なかったのですが、ブリーザーを緩めてからレバーを引くとボコッという音とともにレバーが動くようになったため古いフルードを抜いてブリーザーを締めると、ピストンがここまで出てきました。シリンダーに水が溜まっていたようです。
ただ手でキャリパーを持ってピストンを押し戻そうとしてもびくともしないので、万力を持ってきました。
パッドの隙間をマイナスドライバーで押し開いていきます。
まず片側に寄せて
マイナスドライバーで左上のピストンを押し込むと左下が飛び出してきます。
この状態でレバーを握ると均等に飛び出してきました。これを両側のピストンで繰り返して終了。
もとに戻して右側終了です。
会社の同僚から買ったGSXR250RK、最初の整備記録+α [89'SUZUKI GSXR250RK]
*以下の記事は過去にホームページに書いたものの再掲です。文章がちょっと変ですが20年以上前のものですのでご容赦を。当時はまだ車庫がなく、家の中に入れてました。ちなみにこのバイク、会社の同僚が買ったはいいけど一度だけ乗ってあまりの乗りにくさに手を焼き(何しろパワーバンドが8000回転以上だし)引き取ってくれと言ってきたものです。その同僚は翌年自殺しちゃったので遺品となりました。(2021年2月26日記)
1997年10月14日
ここ愛知県の山村、下山村に引っ越してから2ヶ月が過ぎ、やっと家の中が片づいてきた。今週は残業もないので(こんなことは2年ぶりである)玄関につっこんである薄汚れたGSXR250Rが、急に目に付くようになってきた。なんせこれまで夜中の2時3時の帰宅は当たり前、朝の7時に出勤、土日の休みも運次第という、とても人間らしくない生活をしてきたのだ。雪が解け、梅が咲き、菜の花、桜、ツツジなんかが咲くところも見ずに死んでゆくのはごめんだと、このいなかの茅葺き農家へと移り住んだのだが、結局生活が変わらない限りどうにもならないことを思い知らされただけである。しかし今月いっぱいは、どうやらこの生活が続けられそうなので、2年ぶりにバイクをいじることにした。DUCATIとかBMWを期待してた人、ごめんなさい。早急に通勤バイクが必要なので、最小限の整備ですみそうな、GSXRが今回の患者です。
現況報告
バッテリーが完全にあがってて、うんともすんとも言わない。
前からエンジンの掛かりが悪く、アイドリングしなかった。
Fディスクがさびだらけ。ステンじゃなさそうだ。だから効くのね。
ゴム類(特に燃料ホース)が硬化してて要交換。
一度盗難にあっているため、メインキーが回らずステアリングロックがはずせない。よって移動もままならない。
薄汚い。まだ3600KMしか走ってないとはとても思えない。
整備手順
で、とりあえず分解から始めよう。まず、ステアリングロックを解除しなくっちゃ。スペアキーを差し、プライヤーでぐりぐりしてるうちに急にメインキーが回るようになって、下半身不随から解放された。スペアキーはひん曲がってしまったけど。これで前輪の向きが自由になったので、カウリングがはずせそうだ。(前輪が動かないと工具が入らないところがあるのだ。)
次にカウリングをはずそう。サイドカバーから。とにかく目に付くねじをぜんぶはずす。どうやら左右一体らしい。左右を分離する方法がわからないので、テールライトごと完全に一体ではずした。もうすでに挫折しそうである。まるでスクーターだ(スクーターのプラグを変えたことがある人ならわかってくれるでしょ)。次にアンダーカウル、センターカウルの順にはずした。なんでこんなにねじが多いんだ。DUCATIをみならえっ。カウルなんかかろうじてとまっているだけだぞ(そんなもんみならってどうする)。
うをー。なんて美しいエンジンなんだ。まるで1100の油冷エンジンだ。これを隠すなんてもったいないので、カウルはつけないことにした。
次にキーを使いタンデムシートをはずすとワイヤーがあるのでひっぱってみる。ぼこっと言う音がして、メインシートがはずれた。うーん芸が細かい。シート下にバッテリーが半分だけ、そう、半分だけ見える。あとはタンクの下である。つまりはずれないということだ。感心して損した。
しぶしぶタンクを止めているブラケットをはずし、タンクの後ろを持ち上げ、燃料ホースと負圧コックのホースをはずす。か・固い。完全に硬化してやがる。手じゃはずれそうもないので、ニッパーでちょん切る。どうせ交換だ。
ずるずるとブリーザーホースをひきずりながらタンクをはずすとやっとバッテリーが全部見えた。で、はずそうとしたら真上にエアクリーナーの吸気ファンネルがつきだしてやがる。結局ファンネルをはずしてやっとバッテリーがはずれたので充電。完全放電してるので生き返らないかも。MFバッテリーは高いだろうなー。
ここまでやったので、タンク下の空間にどおんと鎮座してるエアクリーナーケースもはずそう。これをはずせばキャブレターとご対面である。キャブに固定してあるバンドをゆるめケースの両側の2本のボルトをはずしケースを上へ引っこ抜く。上へ。そうかダウンドラフトなのだ。
これでキャブがむきだしになったので、しばらくながめる。そうかあ。これがフラットバルブかあ。なんせ古いバイクしか乗ったことがないので、キャブはみんな円筒形のバルブだった。四角いバルブがすごいハイテクにみえてしまう。
十分堪能した後、それぞれのピストンを手で動かすと1番と4番が張りついてて動かない。強引に動かしたが、少し渋い。これがエンジン不調の原因だろう。これじゃ両側の2気筒に十分な燃料がいかないはずだ。
その奥に見えるのは・・プラグか、これ。どうやってはずすんだ、こんなの。ここまで分解してやっとみえたんだぜ。あぜんとしたまま、今度は前に回る。
おおっ、サイクロンマフラーだあ。SUZUKI製だけどどうみても吉村のデュプレックスサイクロンそのもの。金がかかっているぞこれ。
ほとんどアルミのフレーム、トキコの対向ピストンのキャリパー、ぶっといアルミスイングアーム。このままレースにでられるぞ。これってビモータあたりが作ったら、200万円ぐらいなるんじゃないか。これが不人気で下取り3万円なんて。なにかまちがってる。とかなんとかいいながら、とりあえず満足したので今日はここまでにしとこう。このページも書かなきゃいかんし。
10月16日
今日も玄関を入るなり、靴もぬがんとキャブをはずし始めた。前にレースにもでれそうだと書いたが前言撤回。キャブをはずそうにも工具が入らない。
GSX-R1100の時も苦労したがエンジンがでかいだけに手も入りやすかった。こいつは違う。キャブとエンジンとを連結しているインシュレーターの、バンドを固定しているねじの頭が、となりのキャブとの間にある。つまりドライバーが入らないのだ。どうやって組み付けたのか想像できない。プラスのねじの頭ととなりのキャブとの間は10mmほどしかない。どんな工具もはいらんぞ。
結局力技で行くことにした。強引に引っ張ってはずしたのである。結局これが正解だったようだ。入れるときも強引に押しこんだんだろう。次回のためにねじの頭を全部下に向けた。キャブが上に向かってセットされているのでキャブの下には十分な空間があるのだ。ここから上に向かってドライバーを構えればねじを締めることができる。
さて、はずしたキャブだがごらんのように2番目のキャブだけ汚れている。このキャブがあやしい。でも、今日は手を出さないことにした。最近、4気筒やったことないから、ちょっとこわい。DUCATIもBMWもシンプルなキャブ、つかってるもんなあ。キャブ1個の部品点数が倍ぐらいありそう。しかも2セット多いしね。
キャブなき後のクランクケースの上部。エンジンを真上から見ている。両側の白い部分はエンジンを完全に抱き込んでいるアルミツインチューブフレーム。インテークには未使用のティッシュが詰めてある(別に使用済みでもよいのだが)。左下にセルモーターが見える。左上の四角い箱はキャブの背圧を逃がすためのエアクリーナー。
はずしたミクニの負圧式フラットバルブキャブ。2番だけが汚れている。ガソリンが漏れているようだ。それにしても高価そうなキャブだ。きっと、このキャブだけでこのバイクの購入価格を超えてるんだよなあ。
10月22日
やっぱりバッテリーは死んじまってるみたいだ。ホーンがたよりない。セルを回してみたいが、エンジンにティッシュを吸い込ませるだけなので思いとどまり、とりあえずキャブをばらすことにした。しかし本日発売の少年サンデーとマガジンがまだ読まないままそこにある。先週の続きが気になって分解に失敗したらいやなので、漫画を読んでからにしよう。(この後約2時間、時を忘れた。)
さあ分解だ。・・・。フロート室のねじがなめてる。そういや、一度店に出してキャブのオーバーホールやってもらったって言ってたっけ。いやあ、いい仕事してるわあ。ちゃんとショックドライバーではずしゃ、これほどひどくならんぞ。結局ねじをはずすのに2時間かかってしまった。でもばらして正解。汚れてた2番が1番きれいでした。原因はそのとなり。1番キャブと3番キャブ。中が接着剤のようなものでぐちゃぐちゃしてて、すべての穴が詰まってた。2番のキャブが汚れてたのは、オーバーフローパイプがちゃんと働いていたからで、汚れていないキャブの方が異常だったわけ。(写真)
今回洗浄に使ったのはWAKOSのキャブレタークリーナー。これはおすすめ。吹き付けるそばから汚れがとけていく。ただあまりにも強力で、ちかくにあった発砲スチロールがあっというまにとけてしまった。樹脂部品に影響ありそうだ。
フロート室にこびりついたガソリンの不純物。中央のパイプが外とつながるオーバーフローパイプ。ここから大気圧をフロート室へ導く。非常に重要な部分。ここが詰まるとガソリンがエンジンの中へ吸いこまれなくなる。キャブを取り付けるとき、よくここへつながるゴムパイプをどこかにはさんで、エンジンが吹けなくなることもある。
ダウンドラフトにあわせて、斜めについているメインジェット、スロージェット。すごくかっこいいと思うのは俺だけか。(ラピュタのロボットかナウシカのガンシップにみえてしまう)
フロートバルブと一体成形されたフロート。左上の金網部分がキャブの穴にささり、タンクからガソリンが送られてくる。
フロート室を下から見たもの。まんなかの筒が上の写真のオーバーフローパイプにつながっている。4個中2個のキャブが詰まっていた。普通はキャブの横にあり、ゴムパイプがささっていてキャブの中を大気圧に保つ。
10月26日
日曜日だ。GSXを組み付けたいが、まず草刈りだ 。ここ数日続いた夏のような陽気は去り、冬の気配が歩み寄ってきた。風が冷たい。この元農家は庭が100坪近くあり、油断してると、ジャングルと化す。キャブをはずしたまんまのGSXを横目で見ながら、エンジン式の刈り払い機ですすきだの、訳の分からん草だのを切り払う。(とても手で刈れる面積ではない。)で、見つけてしまった。裏山との境目にハート型の葉っぱを。やまいもである。それから2時間、スコップがなかったので、クロームバナジウム製のマイナスドライバーで深さ30センチほどの大穴をあけ、15センチぐらいの山芋を手に入れた。これで晩飯のおかずが一品ふえたのである。田舎暮らしはたのしい。(つらいこともあるけれど)
さて、GSXのキャブだが忘れてたわけではない。豊田の南海部品へ行きフューエルホースを仕入れてきた。バキュームコック用と燃料用の2種類だ。これで明日組みつけにかかろう。
11月9日
明日が半月になってしまった。今玄関の中に入れて整備してるんだけど、気温が10度を切っている。さすがに山里。寒くなるのが早い。で、夜にやろうとしても、体が嫌がっている。とりあえず組み付けたが案の定バッテリーがへたっているので、セルを10秒ぐらいまわすのがやっとだし。負圧のコックを使っているため、10秒ぐらいじゃ燃料がキャブまでこないのだ。困ったもんである。バッテリーを新品にすればすむことだが、今バッテリーを買うと正月を迎えることができなくなりそうで、躊躇している。とりあえずバッテリー代がでるまでお休みするしかない。貧乏レストアラーのつらいところである。
・・・・とここまで書いて記事が途切れてます。この先一体どうなってしまったのか。そう20年以上放置されていました。ということで次の記事は23年後となりましたことをお詫び申し上げます。
MR2の居たあとの修復作業。強度不足の床構造を修理して新しいコンパネを重ね張り 16日目 [ガレージ、倉庫の補修]
ガレージの床張りの続きです。数日分の作業ですが16日目としてひとくくりにします。
せっかく置いたKS2ですが、一旦外に出して左奥にあるバイクをここへ移動します。
まずはXLX250R。
書類のないXL250R。当時のXRの足回りが組まれているレーサーです。
そして奥にしまい込まれていた、弟からもらったXL250S初期型。マルゾッキのサスやらFRPタンクやら21インチホイールやらで改造されて天竜スーパー林道なんかを走り回ったやつです。
オフ車はスリムで場所取りませんねえ。とりあえず左奥の床張りが終わるまでの仮置です。
これも書類なしのMD20、ドラムブレーキのXLR250Rです。
こいつを先程XL250Sを引っ張り出したあとにバックして、角奥の床をあけます。
落ち葉と雑草でえらいことに。ゴミ袋一つ分ありました。
やっと見えた床。これを引っ剥がすんですが、こちら側は屋根の低い側となるため雨が地面にはねて(雨樋なし)、湿気がすごいためか、ネジが錆びてインパクトドライバーで緩めようとしても殆どのネジの頭を舐めてしまいました。なのでベニヤを割って強引に剥がすしかなく、ベニヤの再利用は諦めました。
あと、当時の私は何を考えていたのかこういう金具で板と板をつないでいたのですが、こいつが食いついて剥がれねえ。
無理やり剥がすとこんな感じでベニヤも一緒に剥がれてくるのです。おかげでここの4枚のベニヤは再利用できなくなりました。まあ、接着剤成分が抜けてるので積層が剥がれてベニヤとしての寿命は終わってるんですが。
油断してるとサイドスタンドが簡単に刺さります。しかーし、これぐらいはまだ想定内。でも現実はこれどころではなかったのです。
アルミの棒を梃子(てこ)にして無理やり引っ剥がしていきます。
やっと剥がれました。案の定、黄色の部分に根太がない。ここは追加します。それ以前になんでブロックがずれてるんだろ。ブロック位置の修正からやらないといけません。
うーん、今まではなかった湿ったベニヤ。こっち側は防湿シートが必要かも。
更に左(一番奥)、奥から2枚めも剥がしにかかります。ブロックの位置と高さを調整し直して、中間の根太を追加して新しいベニヤを載せていきます。
で、まだバイクが載っている手前側。
へ?根太がない?そこにあるのはスポンジ状のかっては木材だったもの。
左側のなんか皮一枚残してシロアリに食われてます。よくもまあ、この上に3台のバイクが載ってたもんです。
指がザクザク入ります。
こりゃ、根太を全部入れ替えんと・・・。そのためには上のバイクを全部張り直した方に移さないといけません。
とここで大変なものを発見。アリがワラワラ湧いてきました。
背中が赤いでかいアリです。ネットで調べたらシロアリが食ったあとなど朽木を根城にする「ムネアカオオアリ」らしいですね。
真ん中の黒い部分にみっちりと。申し訳ないけどパーツクリーナーを噴霧して退去していただきました。
これ、ツーバイフォーだったもの。構造材の体(てい)をなしていません。
ここ、本来はツーバイフォーの3.6m材の真ん中だった部分。本当はこのベニヤも剥がして1本入れ替えるべきですが、まだバイクが載ってるので今回は1.8m材2本で代用します。
この周り全部入れ替えかあ。
当然ですがベニヤの裏側も食われてますねえ。
一番奥の床を剥がしたあと。ブロックが持ち上がっていたのでどけてみたら竹の地下茎が。丸鋸でカットしてほじくり出します。
今までのと違って中空ではありません。これが本物?
日立プラズマテレビ Woo W37P-HR9000の電源修理 再挑戦 [いろいろ修理してみよう]
2020年7月に、起動しなくなったのをネット情報を頼りにコンデンサーを数個交換したけど、結局治らなかった2006年製のプラズマテレビ、日立のWooーW37P-HR9000。
症状は主電源は入るけどリモコンで電源オンにするとぷつんと電源が落ちる。つまり、電源が入らないというもの。
あと怪しいコンデンサーが3個あるのですが結構高いし、うち一番でかい1個(100Vー3300μF)は同容量のものが見つかりません。残り2個(450Vー270μF)も在庫のあった秋月電子だと必要数の2個だけ買っても送料が結構掛かるのでずっと躊躇してたのですが、昨年11月にモノタロウで安いコンデンサーを発見したので(こんなのを扱ってるのを知らなかった)セローのオイルやフィルターと一緒に発注し、すでに手元に来ていました。しかし台所の件で放置されてしまい、本日やっと再修理に挑戦。
(写真は容量違いのもの)。1個570円でした。これが2個必要です。もう1個の3300μFのものはモノタロウでは見つかりませんでした。まあこの2個を交換してだめだったら廃棄です。
画面の前に毛布を敷き手前に倒します。40kg近いので持ち上げることは出来ません。
21本のビスと4本のM6ボルト、4本の六角穴付きボルト、ケーブル固定用のビス1本を抜いてカバーを外します。
電源基板を外します。
今回交換するのは右下の2個の電解コンデンサーです。
基盤を裏返してハンダ吸い取り線をあて、ハンダゴテで矢印の4箇所のハンダを除去します。
基盤にコンデンサーの向きのマーキングがあります。ここにコンデンサーの白い帯を合わせます。
左がついていたもの。右が今手に入るもの。容量は一緒でも縦横比が変わってましたが、さいわいケースの高さ方向に余裕があるので問題ありませんでした。
新しいコンデンサーの足を差し込んで裏からはんだ付けします。このマークは最初から基盤に印刷してありました。組立時の間違いよけでしょう。
MR2の居たあとの修復作業。強度不足の床構造を修理して新しいコンパネを重ね張り 15日目 [ガレージ、倉庫の補修]
カローラの車検の目処もつき、台所の工事も一段落したので、完全に停止していたガレージの床張りを再開しました。これをやらないとKS2のエンジンオーバーホールのためのスペースが確保できないしね。
まず母を買い物に連れて行こうと、エスティマを出そうとしたらなぜかバッテリーがからっけつ。しょうがないのでベニヤを積んだハイゼットの荷物をおろして街へ。ただ最近血圧が150以上あり、動悸が収まらなかったのでゆっくりゆっくり行動。帰ってきてからベニヤを張りにガレージへ。
とその前にエスティマのバッテリーを充電し、それまで充電器にかけていたセローのバッテリーを車体に戻します。
ところがバッテリーを繋いでキーを刺そうとしたら、すでにニュートラルランプがついてました。ハンドルロックを掛けていて、キーも抜けているのにです。しかもキーを刺してONまで回しても電装がONになりません。オフにしてもニュートラルランプが消えないし。当然セルも回らず。
でもウィンカースイッチを何度か動かしたら突然ウィンカーが点滅し始めて、キーを切るとちゃんと電装がオフになりました。どうも、キーシリンダーが短絡してるようです。セルも回ったので一安心ですが、一度キーシリンダーを分解したほうが良さそうですな。
車齢22年、20万キロを迎えるカロゴン、車検準備。その6。ハンチング発生>モータース行きとなりました。 [H12(00)年カローラワゴンAE100G]
ユーザー車検の予約も済み、試乗を兼ねて最後の仕上げに街のホームセンターへ期限切れの発煙筒とウィンカーの球を買いに行きました。
これ、透明のレンズ+アンバーコーティングの電球なんですが、コーティングが剥げてただの電球になっていました。どおりで白く見えるはずだ。当然車検は通りません。
で街に向かって下っていく途中、エンジンが吹けなくなりました。正確にはエンジンがグワッグワッと息継ぎしてます。
「うわー、俺、なんかやらかしたか?それともなんかの部品が寿命を迎えた?」
買い物を済ませ、いつ止まるかわからないエンジンに恐れおののきながら帰宅し、母と協議の結果、モータースに点検修理と車検もおまかせすることに。もちろん最小限の整備だけ頼みましたが。
不思議なことにモータースへ行くときは絶好調。どうやら俺がユーザー車検に持っていくことが不満だったようです。車も長く乗ると付喪神(つくもがみ)が取り付くようで。
金策をしなくては・・・。
*怪しいのは当然いじったところ。なので多分このブローバイホースかも。ここ、吸入エアをためておくサージタンクにダイレクトに刺さってるので、このブローバイホースが痛むとコントロールされていないエアをエンジンが吸っちゃうということでした。(実は・・・右の細いホースのクランプを止め忘れてました。多分ここからエア吸ってしまったのかも。というかそうであってほしいです。スロットルボディとかスロットルポジションセンサーとか高価な部品のせいではありませんように・・・。)
車齢22年、20万キロを迎えるカロゴン、車検準備。その5。西三河陸運局に検査予約。 [H12(00)年カローラワゴンAE100G]
インターネットの車検予約システムで中部西三河陸運局に予約を入れました。
まず自分の情報の登録が必要なのですが、今までと違うのは今回の車が母のだということ。登録名は母?それとも俺?。受験者の覧に「本人か代行者か」という欄があり、代行者を選ぶと「代行事業者名」の入力を求められます。での俺は事業者じゃないし・・・。わからないので電話して聞きました。
「事業者の覧に御自分の名前書いてください。」。
自分の名前とメールアドレス、パスワードを登録するとIDが記載されたメールが届くのでアドレスをクリックすると本登録が完了。そのIDでログインし西三河陸運局を選ぶと予約状況が表示されます。
うわー、年度末なので木曜最終ラウンド以降しか空きがない。しかも車検が切れる23日って天皇誕生日じゃねえか。木曜日に落ちたら金曜日と月曜日しか残ってないうえ空きが埋まりつつあるしほぼアウトじゃん。
ということで代行料と車検整備で40000円弱プラスとなるけどモータースに頼みたいという弱気な自分が首をもたげてきました。
一応木曜最終ラウンドを抑えましたけど、モータースに出す場合は明日火曜日ぐらいまでに頼まないと間に合わない・・・。
車齢22年、20万キロを迎えるカロゴン、車検準備。その4。リアドラムブレーキチェック。 [H12(00)年カローラワゴンAE100G]
本日はリアブレーキドラムを外して、ブレーキシューの残量チェックして車検前整備を終わろうと思います。
その前に、昨日チョンボをやった、左ディスクパッドの内外組み換えを行いましょう。
もうひと目で分かる組間違いなのに・・・。パッド真ん中の丸いのが内側のブレーキピストンの跡。
キャリパーを外して内外を入れ替えます。
内側についていたパッド。ついている跡が明らかに外側の爪。
組み替えてキャリパーを戻します。
これで正しい位置になりました。本来ならば内外同じ厚さになるように減るはずなので、4個とも真ん中の溝がなくなった時点で交換ですが、今回外側のパッドの寿命がパッド全体の寿命になっちゃいますね。
あと、昨日写真で気づいたタイロッドエンド(ステアリングラックとハブを締結してハンドルと連動させるジョイント部品)のグリス漏れらしきもの。
ブーツの破れではなく、単純にグリスが押し出されただけと判明。固まってたグリスを取り除いて解決です。
前輪を組み付け、前輪周りのチェック終了です。というか本来必要のない無駄な作業でした。
ここから今日の本来の作業である、後輪ドラムブレーキのチェックです。
車齢22年、20万キロを迎えるカロゴン、車検準備。その3。ディスクブレーキローター交換 [H12(00)年カローラワゴンAE100G]
ディスクローターが来たので交換しましょう。エスティマにも使ってる安心のディクセル製。2枚で14630円(送料込み)。廃車を免れた20万キロの車には痛い出費ですが、交換せざるを得ない状態でした。(後述)
防錆塗装されてます。
運転席側から取り掛かります。ジャッキアップしてウマをかけ、盗難防止用のローズナット以外の3本のホイールナットをインパクトレンチで外します。ローズナットはもちろん手で緩めました。
ホイールを外したらブレーキキャリパーを外します。
12mm頭のボルト2本を抜くとキャリパー本体が外れます。
この機会にロアボールジョイントやステアリングタイロッドエンド、ドライブシャフトのブーツの破れやホイールベアリングのガタの確認等、足回りもチェックします。とりあえず大丈夫そう。
あ。ロアアームの後方マウントブッシュがこんな状態。今更換えてもしょうがないのでまあ見なかったことにしますが。しかもこのブッシュ、単品では出ないのでアームごとの交換となるしね。
同じアームのフロント車体側。こっちのブッシュは大丈夫みたい。
マフラー(いやカバーか)はきれい。穴は空いてなさそう。
パッドを外してからキャリパーマウントフレームのボルト2本を外します。
これでローターが外れるはず。
が錆びついていて抜けません。
この2箇所にM8のボルトをねじ込んでいくと、ガコンという音とともにハブとの嵌合が解けました。
うーん、同じ部品とは思えん。
新品の厚さは22mm。
サビローターは21.5mm。
限度は20.5mmなので厚さは十分なんですが。
裏側はこのようにきれいに減ってるので問題ないけど。
問題は表側のこのアバタ。こいつが問題を起こしてました(後述)。駐車場が水のたまる土の上なのでこのようなことに。片側だけがこうなるのは、こっちにダストカバーがないからでしょうか。
右側の写真を取り忘れてましたので左側で。昨年6月に交換したパッドがこのように片減りしてたんです。これは運転席側も助手席側も全く同じで、内側はもともと10mmあったパッドが9mmになってたんですが外側は7mmしかありません。つまりアバタの方だけヤスリで削ってるのと同じということなんですねー。これを放置するわけにはいかなかったんですよー。
車齢22年、20万キロを迎えるカロゴン、車検準備。その2。オイル漏れ修理。 [H12(00)年カローラワゴンAE100G]
カムカバーガスケットが来たので交換します。まずプラグキャップを外します。
カムカバー左側の2本のボルトを抜いてメインハーネスのカバーを取ります。
ところがハーネスが短いため溝から抜けません。これが抜けないとカバーを持ち上げることができないのです。
ハーネスの先にある、オルターネーターの端子からハーネスを切り離します。
これで溝からハーネスが抜けました。
ブリーザーホース2本を抜きます。
袋ナット4個を外します。これでカバーは外れるはずですがびくともしません。
スタッドボルトにタペットシーリングワッシャーが食いついてました。スクレーパーでこじって外します。
御開帳!。これが5000kmごとにきちんとオイル交換してきたエンジンです。
10万キロ走ったタイミングベルトはまだ使えそう。
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